1月15日に放送されたドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)第2話の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)が5.8%だったことがわかった。初回の7.2%から1.4%の大幅下落となった。
「2023年10月から放送された『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』の全話平均視聴率は5.3%で、フジ月9ドラマとして最低の数字でした。『ONE DAY』は初回が7.8%、第2話が5.5%で、『君が心を~』もほぼ同じような数字です。
現在はネット配信もあるため、視聴率の数字をそのまま評価するべきではないとはいうものの、大苦戦しているのは確かです。
さらに驚いたのは、同日夜10時から放送された『春になったら』にも視聴率で負けたことです。『春に~』の視聴率は7.2%でした。木梨憲武の24年ぶりの連ドラ出演で、『HERO』『龍馬伝』を手掛けた福田靖氏の脚本という話題性があったとはいえ、月9が10時のドラマに負けるのは異例です」(週刊誌記者)
本誌が1月第2週におこなった「期待する1月新ドラマ」のアンケートでは第5位と、大きな期待が寄せられていた『君が心を~』。期待すると答えた人の多くは「永野芽郁ちゃんが出るから」とのことだったが……。
「今作が『月9』初主演となる永野芽郁ですが、いまやトップ女優のひとり。演技力がありコメディもこなせて、幅広い年代から人気があります。同性からの支持が高いのも強みです。出演CMもナショナルブランドばかりで、若手の女優のなかでは、頭ひとつ抜けた感さえあります。
フジテレビはそんな永野を “三顧の礼” で月9に迎え入れ、相手にも人気俳優の山田裕貴をキャスティング。主題歌は宇多田ヒカルと、ここまではよかったのですが、肝心のストーリーがあまりに残念です。
自らの “五感” を差し出すことで、事故にあった恋人の命を助けるというファンタジーラブストーリーなのですが、あまりに現実離れしており、視聴者の関心を引き付けられないようです。
この設定も映画であればよかったのかもしれませんが、3カ月引っぱるとなると、大爆死確定でしょう」(同)
SNSでは、
《期待していただけにこのシナリオは残念。20年前のドラマを見せられている感覚がした。永野芽郁の可愛さを見守るだけのドラマになりそう》
《私も永野芽郁ちゃん見たさにドラマ観ましたが、あまりの重さに残念ながら離脱》
《ファンタジーだと分かってて観たけどそれでも終盤明かされたこのストーリーの設定があまりにも怖すぎて若干病んでる》
《なんだか色々残念な設定で、永野芽郁と山田裕貴の無駄遣い》
などの声が多数ある。唯一の救いは、動画配信「TVer」のお気に入り登録数が75.2万(1月16日14時現在)で、1月新ドラマのなかでは『新空港占拠』(日本テレビ系)に次いで多い数字となっていることぐらいか――。
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