10月6日、早くも発表された『NHK紅白歌合戦』の総合司会。有吉弘行が務めることも話題になったが、橋本環奈と浜辺美波という若手女優2人の抜擢にも注目が集まっている。
「2024年後期に放送予定の連続テレビ小説『おむすび』でヒロインを務める橋本さんと、2023年9月で放送終了した『らんまん』で主人公の妻を演じた浜辺さんが揃い踏みする形です。
橋本さんは、2022年大晦日の『紅白』でも抜擢され、堂々たる司会ぶりが評価されました。2年連続の橋本さんに対して、浜辺さんは初起用。
『紅白』の司会は綾瀬はるかさん、吉高由里子さん、有村架純さんといった先輩の大物女優が務めてきた “芸能界の頂点” と言われるポジションです」(芸能記者)
浜辺は、2011年に開かれた「第7回 東宝シンデレラオーディション」で、ニュージェネレーション賞を受賞し、デビューした。
ダンス、演技、歌はすべて苦手という “超シャイ” な内面のためグランプリは逃したが、群を抜くビジュアルは当時から話題だったという。
地上波放送のドラマで初めてヒロインを務めた『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)が2015年に放送され、2016年放送の『咲-Saki-』(毎日放送)で連続ドラマ初主演。
そして、2017年公開の主演映画『君の膵臓をたべたい』で大きな注目を集めることになる。
しかし、それ以前の浜辺については、ほとんど知られていない。
「東宝シンデレラオーディションの受賞当時はまだ10歳。そのため、デビュー当初の浜辺さんは、故郷・石川に暮らしながら、頻繁に上京しては芸能活動に励む “二重生活” のような形だったそうです」(前出・芸能記者)
2022年に本誌が取材した小学6年生当時の同級生は、浜辺の青春時代についてこう話していた。
「じつはクラスで “ぼっち” だったんですよ。友達がいる印象はなくて、女のコ同士でつるむとかもなく、休み時間は一人で本を読んでいました。仕事が忙しくて学校に来る回数も減っていて、馴染めなくなっていたんだと思います」
中学卒業後は上京し、進学したのは芸能人を多く輩出することで知られる「堀越高校」だった。
浜辺と同い年でも、ジャニーズJr.の「HiHi Jets」に所属する橋本涼、井上瑞稀が堀越高校に通っていたことが知られている。
そうした美男美女が集まる高校生活に “淡い恋” はあったのか――。2022年に取材した高校の同級生はこう教えてくれた。
「堀越は校則が厳しくて恋愛禁止なんです。でも、高校時代以前も彼氏はいたことがないんじゃないかな。
浜辺さんは忙しかったから、行事もほとんど参加していないんです。来ていたのは体育祭くらいで、卒業式も最初は来ていたんですけど、式の途中で体調不良を訴えてすぐに退室してしまいました。
高校時代は友達がほとんどいないようでしたし、誰かと撮った写真は貴重だと思いますよ」
高校時代の卒業アルバムには、ハロウィンの仮装パーティと思われる場面で女子生徒たちに囲まれた浜辺の写真がわずかにあるのみだった。
じつは、テレビ番組で「机ごと廊下に出された」など、イジメを受けていたことを告白しており、浜辺自身が “キラキラ” とした青春時代を否定している。
そこから、芸能界でもっとも華やかな『紅白』という舞台に登りつめる “大逆転” の人生だ。
「ジャニーズ事務所の所属タレントを起用するかどうかなど、マイナス部分ばかりクローズアップされている2023年の『紅白』にとって、浜辺さんの起用は視聴率を左右する大きなポイントになると思います。
ただ、ひとつ大きなリスクがあるとすれば……彼女の発言で “天然キャラ” っぽいところが多い点ですかね」
こう話すのはテレビ局関係者だ。
女優としてドラマ、映画に多く出演する浜辺だが、その告知のためにバラエティ番組にもたびたび登場してきた。
「2020年10月に出演した『土曜スタジオパーク』(NHK)では、毎日のようにスーパーに行っているという話のなかで『値引きシール、好きですね。食品って、ちょっと腐りかけぐらいのほうがおいしいという “疑惑” もありますから。おいしいという “疑惑” もあるので気にしないです』という発言をして、放送関係者をドキッとさせました。『スタジオパーク』は『紅白』と同じ、NHKで生放送ですからね。
さらに同年1月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)では、授業形式で展開するバラエティ番組で、本当の学校さながらに “居眠り” してしまうこともありました。
近年は視聴率苦戦が伝えられている『紅白』ですが、それでも国民の多くが注目している番組ですので、大きな “事故” が起こらないことを祈っています(苦笑)」(同前)
生放送で天真 “らんまん” な素顔が垣間見えるのか。
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