2020年10月にバイクとの接触事故を起こし、1年近く芸能活動を休止していた伊藤健太郎。2021年10月の主演舞台で活動を再開させ、2022年には主演映画『冬薔薇(ふゆそうび)』も公開されたが、このたび、新たな主演映画が公開されることがわかった。
伊藤が主演を務めるのは、新田たつお原作による漫画『静かなるドン』の実写映画。
同作は、ふだんはサラリーマンとして働くが、夜は暴力団の総長という顔を持つ近藤静也を主人公にした物語。1988年から25年にわたり「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で連載され、累計発行部数は4500万部を突破している。
これまでにも香川照之や中山秀征、袴田吉彦らが主演で、テレビドラマ化、映画化がされてきた。独特のアウトローな雰囲気を持つ同作に伊藤が抜擢されたことについて、ネットではやや厳しい声が……。
《見た目だけでいうとプリティの近藤静也の印象が全然ない気がします。》
《自分的には伊藤健太郎じゃ背が高いしイケメン過ぎる。静也は昼間はチビで冴えないダメサラリーマンで女にも全然モテない、が裏の顔は全く逆のスーパーマン、と言うギャップがこの作品の醍醐味だからね》
「この作品の実写版のなかでも、とりわけ“香川照之版”の評価が高いことが知られています。若かりしころの香川さんが、表情豊かに近藤の二面性を演じ分けているのです。
ネットでは、《香川照之で復活を!》《香川さんのドンを再放送してほしい》という声が多くあがっています」(芸能記者)
香川も伊藤も、トラブルで芸能活動を休止した、似た者同士。伊藤には復帰以降も、厳しい声が寄せられていた。
「賀来賢人さんと伊藤さんのコンビで大ヒットしたドラマ『今日から俺は!!』の実写映画第2弾も、キャストが伊藤さんとの共演に二の足を踏んだため、立ち消えとなったと聞きます。
本人にとって茨の道は続きますが、伊藤さんが持つ『純粋』『自然体』『硬派』といった役者イメージは、いまの若手俳優陣とは一線を画していて、業界の重鎮たちからは評価が高いのです」(前出・芸能記者)
発表直後に寄せられた“拒否反応”は、演技力で挽回するしかないようだ。
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