7月25日、東京・有明アリーナでWBC・WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者のスティーブン・フルトンと対戦した、井上尚弥。8回1分14秒TKO勝ちで、井岡一翔(かずと)に次いで日本人2人めとなる、4階級制覇を成しとげた。
これで世界戦20連勝。世界に衝撃を与え続ける井上は「気持ちいい、最高の日になりました。スーパーバンタムという階級の壁は感じず、闘うことができた。自分がナンバーワンであることが証明できた」と試合を振り返った。
さらに、現WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者のマーロン・タパレスと、年内に対戦したいと、4団体統一戦への意欲を見せた。
多くのファンが井上の鮮やかな勝利に熱狂するなか、目立つのはこのような声だ。
《8Rしてこんな綺麗な顔のボクサーいる?強すぎる》
《井上尚弥強いなー。てか終わってほんと毎回顔が綺麗すぎる・・・》
《井上尚弥はいつも対戦後にエステに行った後のような顔をしてるの草ww》
「ボクシングの試合を数値化しているパンチスコアリングシステム『COMPUBOX』では、井上のパンチの379発のうち、114発が相手にヒット。一方、フルトンは223発中47発。的中率は井上30.1%に対し、フルトンは21.1%と分析しています。数字の上でも井上は相手を圧倒していました。
とはいえ、この試合では井上もかなりの数のパンチを受けています。試合後にあれだけきれいな顔をしているのは、パンチを受けているようで、ダメージをうまく逃しているということでしょう」(スポーツライター)
試合後の井上の“きれいな顔”は、かつて本誌も目撃している。
それは、2021年12月、東京・両国国技館で行われたWBA&IBF世界バンタム級の防衛戦でのこと。アラン・ディパエンを8回TKOでくだした井上は、激闘から1時間半後に、会場の駐車場から車に乗って出てきた。数人の熱心なファンがいるのを見た井上は、そこで“神対応”を見せたのだ。
「試合直後なのに、赤信号で止まると車内から本人が声をかけ、その場にいた全員とツーショット写真を撮ってくれたんです。近くで見た井上選手は顔に傷ひとつなく、きれいな顔で驚きました」(居合わせたファン)
いまや世界が絶賛する“モンスター”。ファン対応も超一級品だ。
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