甲子園では高校球児たちによる熱戦が繰り広げられていたが、こちらの戦いも負けないくらいにアツい! 今回、紹介するのは、大手広告代理店が毎年おこなっている「全国地方局の女性アナウンサー人気ランキング」だ。
本誌は2022年に続き、総勢750人もの地方局女子アナの名前が記された、このアンケート結果を入手。地元で愛されている女子アナたちを、ブロック別にみてみよう。
東北に初のアイドル出身アナが誕生!
まずは北海道ブロックから。1位は、北海道放送の森田絹子アナ。夕方の情報番組『今日ドキッ!』のメインキャスターを務め、認知度は高い。大学時代には、ミス日本のファイナリストに選ばれている。視聴者からは「生まれも育ちも“道産子”なので応援しています」「お高くとまらず、親しみやすい感じで好感が持てる」と応援する声が多数。また「インスタの写真がかわいい」との意見が寄せられた(以下、断わりのない場合「 」内のコメントは視聴者)。
「いまや、SNSを多くの女子アナが利用しています。たんなる番組のPRだけでなく、自身の趣味や素顔などを投稿している女子アナは、より人気が高い傾向がありますね」(広告代理店関係者)
2位は、2022年と同じく北海道文化放送の千須和(ちすわ)侑里子アナ。幼少からピアノとヴァイオリンを習っており、「クラシック一家の出身で『深窓の令嬢』の香りがそそります」。
3位には、2022年1位だった札幌テレビの大家彩香アナがランクイン。『どさんこワイド朝』のキャスターを10年近く務め、毎年のようにフリー転身の噂が出る“北の女王”だが、「もうベテランの域だけど仕切りのうまさはさすが。大泉洋との相性も最高」と、人気は健在だ。
続いて東北ブロック。センター、いや1位に選ばれたのは、東北放送の佐藤朱(あかり)アナ。AKB48の元メンバーで、2021年に総合職で入社。翌年にアナウンス部へ異動した変わり種だ。「東北にもアイドル出身のアナウンサーが誕生」「やっぱりモノが違うのか、テレビ映えする」と注目度も高い。
東北2位は、福島テレビの幡谷(はたや)明里アナ。地元・福島の圧倒的支持で、2022年の3位からワンランクアップ。「東北の中心は仙台だと言っている輩を、その美貌で粉砕してほしい」「実家は福島で農業をされていて、風評被害の福島を救ってくれている」。ちなみに、福島大学時代はミスコンでグランプリを受賞している。
北陸ブロックでは、福井放送の揚原妃織(あげはら・さおり)アナが1位に。入社2年めだが、「地元・福井の出身、しかも東京大学卒業の才媛でルックスもいい。人気があるのも当然」。
2位は、北陸放送の石川映夏(はるか)アナ。2023年に入社した新人だが、学生時代からBS朝日などに出演していた即戦力。「新人らしからぬ雰囲気と落ち着いたアナウンスは信頼できる」「街角リポートも体当たりでやっている。これから大きく育ってほしい」。
関東・甲信越では、テレビ新潟に2022年に入社したばかりの西辻未侑(みう)アナがいきなりトップに立った。大阪生まれ、神奈川育ちながら「お米と日本酒が大好きな私にとって、新潟での生活はとても充実しています」と、自ら新潟愛をアピール。「報道志向の正統派アナウンサーという感じで、今後に期待している」。
2位は、新潟放送の三浦萌アナ。学生時代からキャスターとして活躍しており、新人だった2022年はいきなり1位となっている。西辻アナとは同年入社で、今後もしのぎを削るだろう。「人見知りや物怖じしない度胸がありそうで、アナウンサーに向いている」。
東海ブロック1位は、メ~テレの南雲穂波(ほなみ)アナ。2022年の2位から、ついにトップに。「インスタとかどこかオタクっぽい感じがあって親しみが持てる」「天気予報に説得力がある」と、東大時代には準ミスに輝き、大学院にも進学した秀才ぶりは健在だ。
「タレント活動もしながら、難関の気象予報士試験も一発合格。二級建築士の資格も持つという無双ぶり。大手芸能事務所も注目する逸材です」(広告代理店関係者)
2位は、静岡第一テレビの澤井志帆アナ。「口元のほくろが魅力的」「YouTubeの『キラキラクッキング』は欠かさず見てます。本当にかわいい」と、アイドル並みのルックスが愛されポイントだ。
『さんま御殿』出演中にフリーへの誘いが・・・
長年、トップクラスの人気を誇ってきた朝日放送テレビのヒロド歩美が、2023年4月、フリーに転身。ということでも注目を集める関西ブロックだが、1位に輝いたのは朝日放送テレビの東留伽アナ。「全国放送の『朝だ!生です旅サラダ』にレギュラー出演していることもあり、知名度は全国区。インスタのフォロワーは26万人を超えており、ヒロドさんの後継者といっていいのでは」(広告代理店関係者)。
視聴者は「ときおり見せる困ったような“タヌキ顔”がたまらなく好き」「フリーにならんといて、大阪に骨うずめてもらいたい」と、ラブコールを送る。
東アナは自身のSNSで、2023年9月から休職し、フランスに留学することを発表。「来年(2024年)6月頃に復帰する予定です」と綴っていることから、しばらくは“東ロス”に悩まされる視聴者が増えることが予想される。
関西2位は、読売テレビの佐藤佳奈アナ。中学時代にAKB48のオーディションに合格するも、学校で活動が認められず断念したというエピソードを持つ。「これまでの読売テレビの女子アナとは路線が違う」「大阪出身の女のコとは違う、都会的なセンスが好きやな」との声が。
中国・四国ブロックの1位は、南海放送の青木美奈実アナ。「青木アナが一躍、注目を浴びたのは、2022年7月に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)への出演です。さんまさんからフリーにならないのかと質問されたり、鷲見玲奈さんが『あとで電話番号、聞いてもいいですか? 事務所の人に聞いて来いっていわれてるんです』と公開スカウトしたりしたことで、話題を集めました」(広告代理店関係者)。
2位は、2024年2月末での退社を発表した、中国放送の河村綾奈アナ。生粋の広島っ子で地元の支持を受け、2022年の3位からランクアップ。夕方の情報番組『イマナマ!』のMCを務め「インスタでお酒の投稿が多いけど、のんべえなの?」と、親しみやすさが魅力だ。
最後は、九州・沖縄ブロック。1位は、熊本放送の糸永有希アナ。「2020年に『FLASH』に掲載された地方局女子アナ人気ランキングでは、全国で11位。『正統派美人』『テレ東の大江麻理子似』などと紹介され、それに対するツッコミやイジリがインスタに多数、届いたと、本人がネタにしていました」(広告代理店関係者)。「着物姿が似合うので、小料理店の女将姿を妄想しながらお酒を飲むとおいしい」と、癒やしの存在だ。
2位は「表情も表現も豊かで感情がストレートに伝わる」というテレビ西日本の高木晴菜アナ。「フジテレビの永島優美アナは中高のチアリーディング部の先輩にあたり、局のYouTubeチャンネルで披露したダンスの動画再生は134万回を超えました」(広告代理店関係者)。
2022年の“1位アナ”はセント・フォースに所属
在京キー局プロデューサーは、今回の結果をこう評する。
「在京キー局同様、女子アナをキラーコンテンツとして重視する地方局は増えています。いまはSNSもあるし、やる気がある人はどんどん自分をアピールできる。2022年の同企画で、中国ブロックで1位だった八幡美咲さんは、広島ホームテレビを退社し、2023年4月からセント・フォースに所属して、フリーとして活動しています。
さらに、『THE TIME’』(TBS系)のキャスターを務める千葉真由佳さんも、NHK青森放送局のキャスターからフリーに転身しています。地方局で人気を集めて、中央でフリーに、という図式は今後も増えるでしょう。昨今、芸能事務所は地方局の番組をチェックしたり、水面下で声をかけたりと、“ダイヤの原石”探しに躍起になっています」
“おらが県のアイドルアナ”が、全国区になる日も近いかも!?