有村架純「どうする家康」ヒロインの“逆境人生”!両親別居、引きこもりの姉、血だらけでも週6バイト
「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」
「有村さんは大きなスキャンダルがなく、清純なイメージがNHKから気に入られています。2013年上半期に放送された連続テレビ小説『あまちゃん』に出演して以降、2017年の『ひよっこ』では主役に抜擢され、2016年と2017年の『NHK紅白歌合戦』では司会を務めました。そしてついに、大河のヒロインにまで上り詰めたわけです」(テレビ誌ライター)
「お母さんは北川景子似の美人で、お父さんもおしゃれでダンディ。立派な一戸建てにベンツが停めてある、周囲が羨む裕福な家庭の美人姉妹という感じでした」(地元住民)
「でも妹の架純は、中学校では明るくて元気な頑張り屋さんでした。テニス部に所属し、毎日、日焼けで真っ黒になるまで練習してました。一瞬、男の子とつき合ったことがあったけど、1カ月もせずに別れてました(笑)。彼女に憧れる男の子は多く、高嶺の花でしたね」(中学時代の同級生)
「架純は不思議ちゃんなんです。アニメの『トムとジェリー』が大好きだったのですが、一度架純の家に行ったら、DVDを観せられて『おもしろいなあ』と真顔で言うんです。すでに中学生ですからね。どう返事をしたらよかったのか……」(別の同級生)
「架純から当時直接聞いた話なんですが、お母さんが仕事から帰ってきたときに、死んだふりをしてびっくりさせようとしたそうなんです。横たわって死んだふりをしていたら、『一瞬、本当に心臓が止まって半分死にかけたんだよ』とマジな顔で言うんです。ウケ狙いじゃなく、あまりに真剣な表情で戸惑いました」
「仕事はとにかく真面目でした。ある日、膝から下が血だらけで店に来たので心配したら『自転車に乗っていたら、コケただけです。働きますよ。へへへっ』と照れくさそうにしているんです。さすがに強制的に帰らせました。お客のあいだで、かわいいバイトのコがいると話題になった看板娘でした」(うどん店の店長)
「一度めは不合格でしたが、関西弁を直し、ダイエットをするという条件をクリアし、翌年見事合格しました。高校3年生になるタイミングで上京しました」(芸能関係者)
「架純ちゃんは東京に行く直前、娘に『お世話になった皆さんには、なんのお返しもできませんが、立派な女優になることがいちばんの恩返しだと思って、頑張ります』と書いた手紙を渡してくれたそうです。大河ドラマに出演するなんて、これ以上ない恩返しをしてくれました。今でも、たまに連絡を取りますよ。コロナ禍で芸能界も大変でしょうと連絡したら『今までの作品を見返して、演技の勉強をしています』と返事がきました。本当にエラいコです」
「この字体のサインは、我が家の宝物ですよ。じつはこの古いサインが残っているのを知った架純ちゃんが、お母さんを経由してわざわざ新しいサインを送ってくれたんですよ。昔のサインは、恥ずかしいのかもしれないね(笑)」(同前)
「芸能界入りを応援したのはお母さんですからね。朝ドラのときもそうですが、この世代はNHKに出てくれるのがいちばん嬉しい。お母さんも喜んでますよ」(地元住民)
『どうする家康』が、有村にとって新たな代表作になると太鼓判を押すのは、映画評論家の前田有一氏だ。
「彼女が女優として頭角を現わしたのは、’15年の映画『ビリギャル』だと思います。金髪姿でギャル風の言葉遣い。難役ですがナチュラルに演じていて感心しました。彼女は和風の出で立ちがとても似合う女優さんなので、今作も期待できます。瀬名姫は天真爛漫な一方で、悲業の死を遂げた人物です。彼女のレベルの高い演技力が、さらに評価されることになるはずです。まさに、国民的女優という言葉がぴったりです」