沢尻エリカの復帰が注目を集めている。2024年2月に舞台「欲望という名の電車」(東京・新国立劇場など)に主演予定で、約4年ぶりの芸能活動再開となる。
沢尻はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の収録が進められていたさなかの2019年11月16日、麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、降板していた。
「合成麻薬MDMAを含んだカプセルの所持で逮捕され、2020年2月に懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決が確定しています。公判では女優業復帰はないとの考えを表明していましたが、その後もエイベックスマネジメントとの契約は続いています。2023年8月にはエイベックス代表・松浦勝人氏のYouTubeに出演し、復帰が近いのではと話題になりました」(週刊誌記者)
主演舞台のポスターではド派手な金髪姿で、“女優オーラ”全開の沢尻。SNSには
《エリカ様相変わらずお美しい 金髪良いね》
《復帰待ってました!舞台とは意外だったけど、これからガンガン活躍して欲しい!》
と喜ぶ声が多数あるものの、芸能界への復帰を心配する人も少なくない。
そのうちのひとりが、エリカの兄である澤尻剣士さんだ。剣士さんは、沢尻の公判に、証人として出廷。肉親として更生の手助けをすることを約束している。そして2020年2月、本誌のインタビューに答え、「僕は、女優はやめたほうがいいと思います」と明言。繰り返しトラブルを起こしてきた妹が
再び芸能界に身を置くことを、誰よりも心配しているはずだ。また、沢尻が挑む役の難しさを危惧する意見も多い。
《『欲望という名の電車』のブランチは、いわゆる大女優でなければ演じられない難役なのだけど、舞台初出演な沢尻エリカが、どう挑むのだろう……?》
《ブランチ役って初舞台の役者が演じていいの?円熟したベテラン女優さんがやっと演じられる役というイメージ。舐めんなよっていうのが正直な感想》
「『欲望という名の電車』は、1947年にブロードウェイで初演されたテネシー・ウィリアムズ作の戯曲で、演劇好きで知らない人はいないほどの名作です。1951年には映画化され、ヴィヴィアン・リーがアカデミー主演女優賞を受賞しています。
主役のブランチは没落した名家出身で気位が高くも情緒不安定な女性。心の平静を失っていき、最後は完全に精神が崩壊します。そのストーリーから、ブランチ役は“難役”とされています。
日本では、文学座で杉村春子が長く演じたことが知られています。そのほか水谷八重子、岸田今日子、樋口可南子、大竹しのぶ、高畑淳子、篠井英介など、ブランチを演じてきたのは名優と認められる実力者ばかり。これまで舞台に出演したことがない沢尻が演じるのは、荷が重すぎる――と考える人が多いのは当然です」(同前)
難役ではあるものの、《絶対ハマり役だと思う…作品のセレクト最高すぎる》《沢尻エリカさんもキャラでは負けてない。頑張れ》と期待する声も少なくない。37歳になったエリカ様がどう演じるか、見ものだ。
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