5月10日に放送された『1周回って知らない話 2時間SP』(日本テレビ系)で、元環境相の小泉進次郎衆院議員が、兄で俳優の小泉孝太郎と、テレビで初めて共演した。
孝太郎が、スタジオゲストとして出演。父の純一郎氏、祖父、曾祖父も政治家という小泉家の長男ながら「なぜ政治の道でなく、役者の道に進んだのか」と問われた孝太郎は「政治家という仕事は、自分には荷が重すぎると思ったから」と返答。
父の後を継いで政治家となった弟・進次郎氏については「初めて言いますけど、僕は進次郎に、どこか後ろめたい気持ちがあって。僕が勝手に自分の意思で芸能界に行って、好きなことに挑戦してしまった。もしかしたら、進次郎は地元の声とかいろいろ考えて、お兄ちゃんが好きなことやる、じゃあ、僕が(政治の道を)背負います、と。僕が好きな道を選んだことで、あいつをそうさせてしまったところがあるのかなって」と話した。
一方、進次郎氏は同番組の直撃取材という形で、VTR出演。兄・孝太郎がもし政治家の道に進んでいたら、という問いに「自分は秘書として支えようと思っていた」と初告白。そのうえで、自身が政治家の道に進んだことについて、こう語った。
「自分から望まなかったら、この世界に行けないです。いま、この世界にいて、自分が思っていた以上に、この世界はたいへんだし、入ってから初めて分かるたいへんさとか、SNSの時代に、つねに、いままでなかったような攻撃や批判を受け止めて、それでも自分の心を強く守っていかなきゃいけない。家族も守らなきゃいけない。自分が進んでいかなかったら、途中で心が折れていたと思います」
2015年に放送されたTBS日曜劇場『下町ロケット』での、悪役ぶりが話題となった孝太郎。一方、進次郎氏は環境大臣を経験。時事通信が4月におこなった「次の首相にふさわしい人物」調査では、14.1%と、知名度は抜群だ。
そこで本誌は、2人がテレビ初共演となったことを機に、全国の30~50代の女性500人に「息子にするなら孝太郎と進次郎氏、どっち?」のアンケートを実施。その結果は、意外にも436票対64票で、俳優の道に進んだ孝太郎が、圧倒的大差で選ばれた。
孝太郎を選んだ人たちの理由は、以下となった。
・素直でわんぱくな姿がお気に入りだから(30代 埼玉県 専業主婦)
・純粋で汚れていない見た目だから(40代 東京都 会社勤務)
・ユーモアも紳士的対応も好感が持てる曲者だから(40代 群馬県 専門職)
・礼儀正しく、周りの空気を読める人だと思うから(50代 兵庫県 会社勤務)
・政治家の家に生まれたのに政治家にならない意思が逆に人間ぽく好き(50代 京都府 会社勤務)
・政治家が息子だと大変そうだから(30代 神奈川県 専業主婦)
・どちらかというと、政治家より俳優がいいかなとおもう(40代 京都府 会社勤務)
・自分の息子が政治家になるのは心配が尽きなそうです。どちらも素敵な方ですが(30代 千葉県 無職)
「政治家を家族に持つのはたいへん」という印象が強いようだ。一方で、進次郎氏を選んだ人たちの理由は、以下となった。
・話が上手で面白そうだから(40代 三重県 パート)
・政界の方が興味がある世界だから(50代 神奈川県 専業主婦)
・政治家のほうが立派(30代 神奈川県 専業主婦)
・弟の方が家族に優しそう(40代 東京都 パート)
・安定の収入(30代 埼玉県 専業主婦)
同番組で、MCの東野幸治から「結婚はしないの?」と聞かれた孝太郎は、「弟(進次郎氏)は結婚して子どももいて。弟も言いますよ。『お兄(にい)にも結婚して、人生の経験として父親を味わってほしい』って」と明かしたうえで、「どこか、あきらめている部分もあります」と述べ、「(結婚)したくないわけじゃないんです。夢に挑戦して、いま、ここにいるわけじゃないですか? そこで、家庭の幸せも願ってしまったら、いけないと僕は思うんですね」と打ち明けた。
俳優と政治家、独身と結婚。それぞれ別の道を歩みながら、テレビ初共演を果たした2人は、これからどんな道を歩むのだろうか。
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