《一定数コムドットのチャンネル登録者数400万人切ることを切望してる人いるけど、仮にそうなったらコムドットがメンタル折れてYouTube辞めると思う? ダサいと言われてもバカにされても泥臭く現実と闘っていくので、ファンの皆さんは安心してください 逆境で輝いてこそコムドット》
7月17日、自身のTwitterでこうつぶやいたのは、YouTuberグループ・コムドットのリーダーである、やまとだ。この日、いっときは416万人まで増えていた登録者数が、401万人にまで減少。じつに15万人ものファンが離れていってしまったのだ。
人気YouTuberグループが、いったいなぜここまで窮地に追い込まれたのか。大きな原因のひとつは、7月27日に東京ドームで開催予定のイベント「Creater Dream Fes」をめぐるトラブルだろう。
コムドットがプロデュースしている同イベントには、4月に公開された動画のなかで、同じく人気YouTuberの平成フラミンゴも出演を快諾していた。だが、その後、運営側との連携ミスがあったようで、6月には出演辞退を発表。平フラが「正式な契約前に動画が公開された」「運営側とパフォーマンス内容がすり合わせられず、出演を見送った」と動画で説明し、視聴者からは同情の声が集まっていた。
しかし当時、やまとがTwitterで《被害者ヅラして視聴者に嘘をついて、保身に走ったツケは必ず回ってくるぞ》とまで発言し、炎上は加速。その後、コムドット側が出した釈明動画では、事務所をまじえた話し合いも平行線だったことを明かし、「友達として最後まで悔しかった」などと語ったが、視聴者側の納得感は得られていなかった。
失望の声が相次ぐなか、チャンネル登録者数は減少の一途をたどっている。17日には401万人にまで落ち込んでおり、2022年末に達成した400万人という数字も、いよいよ危うくなりつつある。
ここから登録者数を復活させるには、かなりの困難がともなうだろう。ある芸能記者は、コムドットの再起があやぶまれる理由について、こう語る。
「コムドットは過去にも炎上を経験し、2021年に、緊急事態宣言下での大人数飲み会が報じられたときも、5万人ほど登録者が減少しました。しかし、今回は現時点で15万人減と、明らかにケタ違いです。
ほかの人気YouTuberでも、ここまで一気に登録者数を減らすケースは少ないです。思い出されるのは、やはり大人数飲み会で一気にイメージが悪化した、水溜りボンド。別動画の炎上も影響し、ピーク時は438万人いた登録者が、2年ほどかけて400万人まで減りました。ただ、この1年は安定して数字を伸ばし、現在は410万人まで回復しています。
また、2021年にホームレスに対する差別発言が猛批判を浴びた、メンタリストのDaiGoさんは、ピーク時に247万人いた登録者数が、1年以上かけて217万人まで減少。現在は221万人と微増しています。登録者数が減るときは、一気に減るより、徐々に時間をかけて減っていくことのほうが多いのですが、その意味でもコムドットの減り方はすさまじい。これで打ち止めとなればいいのでしょうが、もうしばらくは減少傾向が続く可能性もあります」
さらに、今回の炎上は、イメージ回復の難しさも関連してきている。
「コムドットと平フラのトラブルは、誰に非があるのか、いまいちわからないまま騒動が収まりました。ただ、平フラ側は丁寧な説明・謝罪で“大人の対応”を見せた印象ですが、コムドット側は、やまとさんのツイートなど、感情的な言動が多く見られ、コムドットのほうに悪い印象がついてしまっています。
多くの炎上案件は、謝罪と自粛などで解決しますが、今回は微妙な終わり方だったため、これ以上の謝罪や、イベント中止などは難しいです。今後、どうイメージを回復していくのか、むずかしい舵取りを迫られています」(前出・芸能記者)
7月13日には、話題作りも狙ってか、余ったイベントチケットの手売りを発表したものの、いち早くチケットを購入していたファンから非難の声が寄せられている。このままでは、イベントもYouTube活動も、大いにダメージを負ってしまいそうだが……。
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