3月21日、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した岸田文雄首相。ゼレンスキー大統領と会談し、必勝祈願の「しゃもじ」を渡したほか、ロシアの侵攻が続くウクライナへの「揺るぎない支持」を表明した。
23日には帰国し、翌日の参院予算委員会に姿を見せた岸田首相だが、とあるケガに注目が集まっている。
「左手の中指付け根に絆創膏を貼っているんですよ。薬指にもかすり傷のようなものが確認できます。20日にインドに滞在し、モディ首相と会談した際は絆創膏がないのに、21日、ゼレンスキー大統領と握手した際は貼っていました。とすると、ウクライナでできた傷の可能性があるのです」(国会担当記者)
岸田首相のウクライナ訪問については、極秘裏に計画されていたはずだが、日本テレビはポーランドのジェシュフ空港で岸田総理を乗せたとみられる車列を撮影しており、ウクライナとの国境の町、プシェミシル駅で列車に乗り込む岸田首相の姿もキャッチ。安全保障上、問題があるとの声が噴出していた。
「ウクライナは戦地ですから、現地入りした後、あるいは現地を去った後に情報公開されるのが通常です。バイデン大統領の場合、同行する記者団のスマホすら、情報統制のため、一時的に取り上げています。
その点、今回のウクライナ訪問は、いろいろな点で “ゆるい” です。
肝心の傷は、深刻なものであれば、当然、官邸から発表されるでしょうから、まさに “かすり傷” なのでしょう。ただ、今回の訪問に関する安全確保について、さまざまな疑義が呈されているなか、『こけてケガしました』なんて口が裂けても言えないでしょうね」(同)
岸田首相は今回の訪問で、殺傷能力のない装備品40億円など、600億円規模の追加支援を発表した。
ゼレンスキー大統領との会談が、ロシア・プーチン大統領と中国・習近平国家主席の会談と同日だったため、ウクライナを支持する西側諸国と、対立する中露という構図をつくったことに評価の声もあるが、ウクライナでは、絆創膏では抑えきれない、おびただしい血が流れていることを忘れてはいけないだろう。
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