脱毛サロン「キレイモ」内部で起きていた"給料遅配"地獄…千鳥や渡辺直美ら起用で広告費は月3億円にも
「私が返金をお願いしたのは半年前。いまだに21万円が返ってきません」
「2014年に一号店をオープンしてから、怒涛の勢いで成長してきました。現在、全国で60店舗を展開しています。最大の売りは、全身脱毛の『無制限プラン』。約40万円支払うと、以後納得できるまで何度でも施術を受けることができます」(美容ライター)
「私も『無制限プラン』を利用していました。このプランは18回施術するまでは、返金を保証しています。何度か施術を受けた後、突然次の予約が取れなくなってしまったので、昨年11月に解約と返金を求めました。メールや電話で問い合わせてもまともに対応してくれず、消費生活センターにも相談しましたが埒が明かず……。
「給料の振り込みが遅れたんです。確かに資金難で、お客様に配る無料の駐車券が廃止されたり、1回につき100円もらえる『施術手当』が50円になったりと、昨年末から怪しい兆候はあったんですよ。
「関東圏の4つの店舗では、従業員がストライキを起こしました。私が勤める店舗には10人の従業員がいたのですが、会社を見限って、3人の従業員が自主退職しています」
「誠意ある説明や謝罪がありませんからね。私も5月末に退職する予定で、転職活動しています。私と同じ考えの従業員がほとんどなので、店舗は閉めざるを得ないでしょう」
「キレイモさんとはもう何年も一緒にお仕事させてもらっていたのに……」
「うちだけで、月に3000万円近い広告費をいただいていました。広告費全体で月に2~3億円かけていたようです。これまで支払いが遅れることは一度もなかったんですが、3月に初めて3日遅れました。たまたまだろうと信じていたのですが、4月の入金はいまだにありません。支払うまでは倒産しないでほしいですけどね……」(同前)
「あの会社の広告は、サイバーエージェント社が多くを担当していました。大手ナショナルクライアントでも、広告予算は10億円程度。年間で数十億円の予算は高すぎです」