1月21日、ビートたけしが『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)に出演。活動休止を発表したダウンタウン・松本人志の騒動について言及した。
阿川佐和子から騒動への見解を問われたたけしは、開口一番こう切り出した。
「せこいよ。3000円とか2000円って、ふざけんなよな。俺は団体で遊んだことないもの。素人の人をそんなに呼んで飲んで、交通費2000円、3000円ってそれがせこいし、それを(「週刊文春」に)やられたら、記者会見やって、『そういうことをしました』と言えばいいんだよ。お笑いなんだから」
直前に放送されたVTRでは、「週刊文春」で飲み会に参加したと報じられた芸人のたむらけんじが、「飲み会があったことは事実」としながら「3000円で口止めをした」と書かれた点について、終電がなくなったので「これぐらいあれば帰れるよね」と渡したタクシー代だったと言及していた。
たけしはそれを「せこいよ」と切り捨てたわけだ。
さらに阿川から「でも(松本)本人は『事実無根でーす』(と言っている)」と話をふられると、たけしは「裁判で勝って、何千万円で(損害を)請求しても、(実際の支払額は)200万ちょっとだろ」と指摘。「今はスポンサーから『そのタレント出すな』ってことになるから、実質的にやってられない。そうすると、YouTubeのほうでやるしかないのよ」と解説した。
松本をめぐっては、「週刊文春」が2023年末から3回にわたって性加害疑惑を追及。1月8日には吉本興業が、松本が裁判に注力するため活動休止することを発表している。
松本には芸能界の大御所から苦言が相次いでいる。
1月14日、「西の女帝」と称され、関西で絶大な人気を誇る上沼恵美子が、情報バラエティ番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビほか)に出演。松本について、
「イメージダウンしました。超一流の人間やのに、遊びは三流以下やったね」と厳しく言い放つと、「私の希望なんですがね、なんで休業なんかするんやろう。休業なんかする必要ないと思うんですよ。裁判(の判決)下って、白黒はっきりしたわけでもないのに。お笑いのMCだから(番組を)回しにくいとか、スポンサーに迷惑かけるとか、あるかもわからないけど、ある程度、この番組はやめとこうっていうのがあっても、休業宣言なんてする必要ない」
と自身の考えを語った。
さらに「休業ってことは引退につながりますよね」「こんなことで、いなくならんといてよ。イメージダウンはしてるけど、あなたがこの世界からいなくなるのは、かなわん」と、松本の活動継続を訴えた。
1月19日には、俳優の梅沢富美男が、『5時に夢中!』(TOKYO MX)に生出演。松本をめぐる一連の騒動を受け、自身の「遊び方」について持論を語った。
中尾ミエから「(梅沢の遊びが)よく問題にならないですよね」と聞かれると、「私は素人とは遊ばないから。素人の子と遊ぼうなんてのは芸能人としてタブーだよ。とんでもないことよ」とキッパリ。
さらに、ミッツ・マングローブから「遊び方で気をつけていたことは?」と聞かれると、「人の紹介なんてのは、絶対イヤだね。“女の子いますよ” って言われても絶対行かない。行ってりゃ、記事出されてるはずだもんね」と説明。
続けて、「ちょっと時代が変わってきたからね。もう遊ばなくていいんじゃないの? 松ちゃんのも、何年前の話よ。ダメだっていうなら、しょうがねぇじゃねぇかよ。俺もほとんど遊んでないからね」と話した。
今回、たけしが松本に苦言を呈したことに、SNSでは賛同する声が多く上がっている。
《2回に渡る活動自粛を経験しているたけし氏の発言はリアリティがある》
《たけしさん、流石大人のご意見。そうなのよ、潔白なら堂々と会見し、裁判は弁護士に任せ、芸能活動続ければ良かったのに》
《まぁ、たけしのいう通りかな》
松本は、大御所たちからの苦言をどう聞くのだろうか。
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