TBS局員は絶望…『ジョンソン』初回から早くも酷評のオンパレード…識者が分析する“敗北”3つの要因
「企画力がない、昔の焼き直しで新しいことが何もない……。
『人気のお笑い芸人だけ集めれば面白くなる』という時代は終わったんです。そのことに気づけない制作局に絶望している局員が多数いますよ」
「この番組は、2005年から2013年まで放送されていた『リンカーン』の後継番組です。
『芸人の芸人による芸人のための番組』をコンセプトに、『リンカーン』はダウンタウン、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、キャイ~ンの4組をメインキャストに迎え、人気番組に。
『ジョンソン』の初回企画は、芸人が総登場する大運動会「ジョンソン芸人大運動会2023」。これは、『リンカーン』の大人気企画の1つだった。所属事務所も違う、多くの芸人がスケジュールを合わせ、1日がかりで収録するもので、『リンカーン』時代はこの企画がきっかけでレギュラーを掴む芸人もいたほど。
《第一回全部見ましたがしんどいくらいグダグダでした。アドリブ力がなさすぎる。力ないなりに全力でやってほしい。何よりレギュラー陣が厳しい。濱家さんは山内さんのおかげで出られているだけで何も面白いことない。見取り図ニューヨークはゴリ押しで出ているだけで平場弱い。リンカーンの後継番組とか言わない方がよい》
《やっていることは大運動会で一緒だが出演者が違うだけでこうも違うのかと思わされた。芸人さんの経験不足なのかそもそもの実力が足りないのかイマイチ判らないがとにかくつまらなさが際立った ダウンタウンのリンカーンという番組の名を借りて箔をつけたかったのだろうが今のところ逆効果だと思う》
《放送を楽しみにしていたが、新鮮さ、オリジナリティは感じられず、リンカーンをそのままパクっただけの内容。より一層リンカーンの面白さが目立ってしまった》
・レギュラーメンバーと先代の「キャリアの差」
「『リンカーン』が始まった当時のメンバーと今回のメンバーとの年齢差はあまりないですが……20代からレギュラーや冠番組を持っていたダウンタウンら4組と比べると、『ジョンソン』のレギュラーは、かまいたちをのぞき、ここ数年で売れた芸人たちです。実績が違いすぎるため、『リンカーン』と同じ企画をすると、キャリアの差が如実に見えてしまうのです」
・時代の変化
「数年前、“人を傷つけない笑い”が話題となりましたが、若い世代は運動会で全員でゴールするなど、競わない教育を受けてきた人も多い。メインツッコミのかまいたち・濱家さんも、『なるべく多くの芸人に見せ場を作ってあげよう』という雰囲気がありました。それがかえって、まとまりのないように見えたのかもしれません。浜田雅功さんだったら、つまらない時はバサッと切る強めのツッコミなので、メリハリがありましたからね」
・メインレギュラー以外の芸人のキャリアも少ない
「『なんか見たことあるな……』くらいの芸人も出演していたため、全体的に出演者が弱く見えました。今回はリンカーンの目玉企画の運動会を行ったことで、当時と比べてよけいに物足りない感が出たように思います」