7月17日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)での、おかずクラブ・オカリナのある“行動”が、波紋を呼んでいる。
この日の放送ではオカリナのほか、椿鬼奴、ガンバレルーヤのまひるとよしこの4名が、九州各地を探索。宮崎県高千穂町の渓流や、鹿児島県霧島市の秘湯など、景勝地からディープなスポットまでを、精力的にめぐるという企画だった。
問題となったのは、4人が福岡県内の道の駅を訪れたシーンだ。
オカリナが、買ったシフォンケーキを食べる際に、いきなり上から「ぺしゃんこ」につぶしたのだ。さらに、折りたたむように握りつぶしていき、小さくなったケーキをひと口に放り込んだ。ケーキが柔らかいことを伝えるための演出でもあるのだろうが、あまりにマナーを無視した振る舞いに、ネット上では疑問視する声が多数、寄せられた。
《しかしオカリナの行為を面白いと思ってカットしなかった番組制作側にかなり引いてるのだが…》
《オカリナ好きだったのにシフォンケーキ握りつぶしたの見た瞬間に無理になった》
放送専門誌ライターが解説する。
「バラエティ番組での食事シーンをめぐるクレーム問題は、これまでにも何度となく起こっています。
有名なところでは、かつて『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』で、スイカを割って笑いを取る、という企画をおこない、『食べ物を粗末にするな』という抗議が殺到したことがあります。その結果『スタッフがおいしくいただきました』という字幕が誕生した、と、番組プロデューサーは語っています。
また、出演するタレントの食事マナーに、厳しい目が向けられることも。2018年1月には、テレビ朝日系の『人気メニューベスト10を当てるまで帰れない』という番組の企画で、回転寿司チェーンを訪れた木村拓哉さんが、テーブルに肘をついたり、舌を出して寿司を頬張ったりなどするシーンに『マナーが悪い』などと非難する意見が寄せられました。
今回のオカリナさんのケースは、マナーもさることながら、『シフォンケーキを作った人の気持ちを考えろ』といった意見が多かったのが特徴的です。食事のシーンはスタッフと出演者が”現場の感覚”で作ってしまうことが多く、『悪乗り』『作った人の視点が欠けている』と指摘されても仕方ありません」
番組の作り手なのだから、ケーキの作り手のことも考えてほしかった……。
外部リンク