ハマの主砲の影武者たちが勢ぞろい。
横浜DeNAは18日のロッテ戦(横浜)に6―1で快勝し、2連勝を収めた。同点打と勝ち越し打を含む4打数4安打2打点と大暴れした牧秀悟内野手。くしくもこの日、球場には「千葉ロッテびっくり大作戦」と題した企画で、牧のそっくりさん17人が全国から大集合していた。中には甲子園出場経験を持つ者の姿もあり、交流戦初Vに向けてえたいの知れないパワーで後押しした。
「減量する牧」こと都内在住の沢田俊一さん(25歳・会社経営)は、八戸学院光星高(青森)出身の元球児。なんと牧の中大時代から「似ている」と言われていたというのだから、そっくりさん歴は長い。立大でもプレーした沢田さんは当時、牧と同じ二塁を守り、牧らしい右方向に伸びる打球が持ち味。この日、球場で本人を目の前にして「鏡を見ているのかな」と目を疑ったそう。
お笑いコンビ「昨日のカレーを温めて」のだれかのやすさんも参加。世界一に輝いたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を機に、普段連絡を取らない人たちから「似ているね」とメッセージが届いたという。今後芸人として、牧のモノマネに挑戦することも視野に入れている。
同じくそっくりさん、ユーチューバーのゆうぽんさんも投稿した動画に「似ている」とのコメントが相次いだことで、牧似を自認。牧に関する動画を作成すると、5000万回再生を記録したという。
気になるのは、そっくりさんたち同士の関係性。まさにドッペルゲンガー現象状態に困惑したのか、意外にも打ち解けるのに時間がかかった。初顔合わせの日は「みんな似ていて気持ち悪かった。自分が一番似ていたいという思いもあった」と影武者たちの隠しきれない本音も。それでも会話を重ねて距離感を縮め、別れ際にはLINEグループを作成するほど仲良くなったという。
牧も4安打を放ち、ロッテをびっくりさせるという企画の趣旨も大成功。またいつか「牧集合」して、カンフル剤のように本物を刺激してもらいたい。
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