左前腕部の炎症で2月中旬から2軍調整を続けてきた横浜DeNAの今永昇太投手(28)が2日、横浜スタジアムでの先発陣の練習に参加し、1軍に合流した。「やらなきゃいけない、結果を出すしかない。それだけ」。エースは5位に低迷するチームの反撃の象徴となるつもりだ。
大貫や東らと談笑しながら体を動かし、最後はマウンドへ。傾斜を確かめながら腕を振った。「1軍で戦っていない、もどかしさみたいなものがあった。最後まで1軍にいて戦い続けることを心に置いてやっていかないと」。今季初先発に向けて表情を引き締めた。
症状は肉離れ「自分も盲点」
当初炎症とされた症状は肉離れだったという。「あまり多いけがではないので、正直自分も盲点だった。そこもしっかりトレーニングしていかないといけない」と思いを改めた。
練習を見守った木塚投手コーチは「パフォーマンスを出し切ることを期待している。投手陣全体にもおのずと相乗効果があるはずなので」と左腕の復帰を歓迎した。
今永は2軍で3試合に登板し1勝0敗で防御率0・00。前回4月27日の楽天戦では97球を投げて8回3安打無失点と、順調な回復ぶりを示している。
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