「お母さんはどこかで見てくれていて、今でも応援してくれると思っている。お母さんの分まで頑張っていきたい」。ベイスターズの守護神は天国の母に笑顔で誓った。
横浜DeNAの山崎康晃投手(29)が8日、大手スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」の「母の日」にちなんだイベントに参加し、昨秋に死去した母ベリアさん(享年51歳)への思いを余すことなく語った。
いつも明るく寄り添ってくれた最愛の母がいなくなって、初めて迎えた「母の日」だった。
山崎は広島戦後、インスタグラムでの生配信に登場。「プロ1年目は不安の中でマウンドに立っていた。ただ、家族だけは僕の背中を押してくれた。強い体に生んでくれて、頑張れている。僕自身の一番の強みだし、感謝しかない」と改めて口にした。今季8年目を迎えたが、ここまで大きな故障もなく投げ抜いてきた。
金メダルを獲得した昨夏の東京五輪前に、ベリアさんから金のネックレスをプレゼントされていたことも明かした。「着けるようになってから、一緒に頑張っている気がした。宝物であり、お守り代わりになっている」。お風呂でも外さないほど今も大切にしている。
今回のイベントでは「アンダーアーマー」と契約するBリーグ1部(B1)三河のシェーファーアヴィ幸樹選手(24)やブレークダンスの魚地菜緒選手(22)も参加し、山崎と軽妙なトークを展開。
“お袋の味”などを懐かしんだ山崎は「残念ながら僕はお母さんを亡くしましたが、どこかで見てもらえるという感謝の気持ちを込めたし、日本中の子どもたちを支えるお母さんに何かちょっとでもエールを与えられるように、この企画に参加しました」と、ファンを大事にしている右腕らしく、温かいメッセージを送っていた。
外部リンク