夢に実直に向き合ってきたからこそ伝えられる言葉がある。横浜DeNAの山崎康晃投手(30)が3日、東京都新宿区でスポーツ用品メーカー「アンダーアーマー」のトークイベントに参加し、抽選で選ばれた小中学生15人に夢を持つ大切さを伝えた。
子どもたちの純粋な気持ちに丁寧に答えた山崎。「夢が見つからない」という切実な悩みに対しては「自分の好きなことをしっかりやって、夢が見つかったら歩みを止めないでほしい」とエールを送った。
未来を担う野球少年たちは、今季通算200セーブを達成した右腕の言葉を興味津々に受け止めた。山崎は「できることは全て濃縮還元して伝えたい。夢を与え続けられる存在になりたい」。自身の決め球であるツーシームの特徴やシャドーピッチングの大事さも惜しみなく注ぎ込んだ。
自身はメジャー挑戦の夢を胸の奥にしまい、6年契約を結んで横浜DeNAでの日本一へ覚悟を決めた。「入団してから8年間、今年は優勝できると言われ続けてきた。このチームのブルペンを引っ張って勝てるように準備したい」。ハマの守護神の新たな夢が幕を開ける。
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