プロフィギュアスケーターの浅田真央さん(34)の名前を冠した「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」が11日に東京・立川市で開業し、多くの利用者が訪れた。
午前11時のオープンに合わせ、建物に沿って続く500人以上の長蛇の列。エントランスの扉が開くと、自然と拍手が沸き起こった。浅田さんの長年の夢だった自分のリンク。8日に行われたオープニングセレモニーでは「世界一のリンクだと思っています。世界一を取れるスケーターを生み出すことが私の次の目標」と語り、スケート人生の第3章と位置付ける指導者の拠点とする場所にもなる。
施設はメインとサブの2つのリンクを持ち、約1000席の観客席も設置されている。この日は両リンクで一般滑走が行われ、大人から子どもまで多くの人が滑りを楽しんだ。発売が開始となったクリアファイルやタオルなどのグッズを手に取り、購入する列もできた。
▼柴田祐館長(43)は「浅田さんの人望、熱い思いが皆さんに伝わっている、応援されてるんだなと本当に実感として湧いています。身が引き締まる思いです」と感無量の様子。「浅田さんとファンの方の思いも一緒に、ここで実現していきたい」と誓った。