左から広瀬すず、土屋太鳳
一見、大差はなさそうな伸び盛りの若手女優4人だが、土屋&広瀬は嫌われ、有村&永野は好かれる─。明暗を分けているものとは?
“媚び”が見え隠れするとアウト?
「土屋さんも広瀬さんも、いかにも男人気が高い。自分の好きな男が“広瀬すず、可愛いよね”なんて言ってたら、やっぱり腹立つんじゃないですか?」
「土屋さんは確かに上目遣い(笑)。そして、若くて可愛いのに“おっかさん感”があるところがイラつくんでしょうか?」
「お色気も出さずに、受け入れてくれて、世話してくれて、懐が深い。“やってあげるわよ!”みたいな。脅威じゃないですか? そうやってひとり占めしておきながら“運がよかったの♪”とか、すごい鈍いことを言いそう(笑)」
「ちょっと謙虚になったほうがいいってことでしょうか? でも、この2人からは、やっぱり何かに対する“媚び”を感じます。女の人って、それをすごく見抜く。女って、生きているだけで“媚びたほうが楽”と思いながらも“でも、媚びたくない”の葛藤。当たり前に媚びて、いい思いをしている女に対するイラ立ちはあるんだと思いますね」
「土屋さんや広瀬さんのような黒髪ストレートヘアで、目がキリッとしたタイプは、昔からCM多い。目につくので、どうしても名前が挙がりやすいんでしょう」
「土屋さんらがモノトーンでシャープなイメージだったら、有村さんらはパステルで柔らか。だから、嫌われにくいのかも?」(おおたわさん、以下同)
若いうちはナヨナヨ感が必要
「ある程度、年齢を重ねたらそれでOK。でも若いのに完成度が高く、このシャープさを持っていると嫌われやすい。若いうちはもっと柔軟で、ナヨナヨした感じもあったほうが好かれる。それを“可愛げ”というんだと思いますけど」
「すごく美人でも、本当に取るに足らない欠点が1個くらいあると、安心ですよね。嫌われない。例えば、9位の水卜麻美アナは可愛いけどちょっと太ってる、みたいな」
「そんなのご飯粒つけている以下(の欠点)ですが、みんなが安心するんだと思います。とはいえ“嫌いな女”にランクインしたところで、土屋さんも広瀬さんも、まぎれもない人気者。痛くもかゆくもないと思いますけどね(笑)」
《女を斬ってくれた女たち》
岩井志麻子さん ◎作家、タレント。『有吉反省会』(日本テレビ系)、『5時に夢中!』(TOKYO MX)などレギュラー多数
おおたわ史絵さん ◎内科医、作家。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『5時に夢中!』(TOKYO MX)などで活躍中
北原みのりさん ◎作家、セックストイショップ経営。『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』(朝日新聞出版)など、著書多数