安斉かれんと三浦翔平がダブル主演を務めるドラマ「M 愛すべき人がいて」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)が話題を集めている。4月25日放送の第2話では、アユ(安斉)をボーカリストとして基礎からたたき直すスパルタ講師・天馬まゆみ役で水野美紀が登場。アクの強いキャラクターで視聴者の度肝を抜いた。(※以下、ネタバレがあります)
バケツの水をぶっかける強烈キャラ!
本作は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでに秘められた出会いと別れを描く、小松成美の同名小説を映像化。
鈴木おさむがドラマならではの彩りを加え、連続ドラマ化したもの。物語の舞台となる1990年代に流行したファッションや小物、スポットも忠実に再現していく。
第2話では、マサ(三浦)のもとで歌手デビューを目指すことになったアユが、いきなりアメリカ・ニューヨークへ3カ月間の武者修行に赴くエピソードが描かれた。
待ち受けていたのは超がつくスパルタ講師・天馬。「奪い愛、夏」(2019年、ABEMA)の水野美紀が演じるとあって放送前から話題を振りまいていたこのキャラクター、登場するなり「Are you stupid?(バカなの?)」「今度『えっ』て言ったら燃やすよ?」など個性的なセリフを吐き、伸び悩むアユにバケツの水をぶっかけたりとやりたい放題で、視聴者を釘付けにした。
ともすれば“色モノ”扱いされかねないキャラクターだが、決して第一印象のインパクトだけで終わらないところが天馬のすごさ。
「あなたが声を出すのは喉からでも腹からでもないの。Soul、“魂”からよ」「これからいついかなる時も、誰かに向けて歌え!“私はここにいるよ!”って」とひたすら“歌を相手の心に届けること”の大切さを訴え、アユの覚醒を促した。
歌うことの神髄を伝える天馬の力強いメッセージはアユにも視聴者にもしっかりと届いた様子。SNSでは「水野美紀、今回もそうとう振り切れてる!」「キャラ濃すぎ(笑)」といった声だけでなく、「天馬先生のメッセージ響くなぁ!」「キテレツキャラだけど、良いこと言ってるよ?」「昭和の熱血スポ根ドラマって感じで好き!」といった声も飛び交った。
Twitterでは「#M愛すべき人がいて」が世界トレンドのトップ5に躍り出た他、「水野美紀」も一時国内トレンド入りする反響を呼んだ。
伝説の名言「ここにいるよ」も発動!
わずかな登場シーンですっかり視聴者を魅了した天馬。演じる水野は、クレイジー“偏愛”ドラマ「奪い愛、冬」(2017年、テレビ朝日系)、「奪い愛、夏」で強烈なキャラクターを演じ、視聴者の話題を独占した過去を持つ。
現在は「M―」に加え、ギャグマンガのドラマ化で話題沸騰の「浦安鉄筋家族」(毎週金曜夜0:12-0:52ほか、テレビ東京系)にも出演中。
夫役の佐藤二朗にヘッドロックをかけるなどこちらもやりたい放題で、“スイッチが入ると暴走する母”大沢木順子を熱演している。
アクの強いキャラクターで話題を振りまく水野。「M―」は「奪い愛」シリーズも手掛けた鈴木おさむが脚本を担当していることから、天馬の「誰かに向けて歌え!“私はここにいるよ!”って」のセリフに、「奪い愛」ファンが反応する場面も。
「奪い愛、冬」で水野演じる蘭が夫の浮気相手宅のクローゼットから「ここにいるよ~」と飛び出す伝説のシーンを連想してか、SNSは「『ここにいるよ』キター!!これ絶対狙ってるよね」「水野美紀の『ここにいるよ~』聞けて最高だった(笑)」といった声でにぎわった。
天馬のスパルタ指導をくぐり抜け、スターダムに駆け上がるために必要な“根性”を手に入れたアユ。第3話では、いよいよデビューに向けて周囲が慌ただしくなっていく。
なお、放送済みの第1話・第2話は「ABEMA」にて無料で視聴可能だ。
「M 愛すべき人がいて」第3話あらすじ
第3話は5月2日(土)に放送される。
マサは、アユにガールズグループのセンターとしてデビューすることが決まったと伝える。ソロでのデビューを夢見ていたアユは、複雑な気持ちを押し殺す。
翌日、マサは会議にアユを連れて行き、役員たちの前でソロデビューさせると告げる。しかし役員たちは、アユを口々にこき下ろし始める。
何を言われても笑顔で耐えるアユの姿を見たマサは、アユが売れなかったら会社を辞めると宣言する。
一方、マサの秘書・礼香(田中みな実)は、「あなたは泥棒の手をしている。私の大切なものを奪わないでね?」とアユに宣戦布告する。(ザテレビジョン)