冒険と真実の愛を描いた映画「アラジン」(6月7日・金公開)のスペシャル・ナイトイベントが6月6日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、中村倫也、山寺宏一、木下晴香、北村一輝が登壇した。セリフだけでなく歌までを吹き替えた“プレミアム吹き替え版”で主人公・アラジンを演じる中村とジャスミン役の木下が見詰め合い、名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生披露。ロマンチックなムードたっぷりの歌唱で会場をうっとりとさせた。
同作は、人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと自由に憧れる王女ジャスミンの恋模様、願いをかなえる魔法のランプを巡る冒険を描くエンターテイメント大作。この日は劇中でジーニーとアラジンが出会うシーンで歌われる「フレンド・ライク・ミー」を、ジーニー役の山寺が生歌で初披露。中村と木下が「ホール・ニュー・ワールド」を歌うなど、豪華なパフォーマンスが繰り広げられた。
世界中で愛される名曲「ホール・ニュー・ワールド」について中村は、「この曲にはやっぱりすごい力があって、とても有名な曲」とコメント。「だからこそ、シンプルにアラジンの気持ちを込めて歌っている。ジャスミンの周りに見えない檻があったとして、そこから一歩出してあげるような曲。誘いながら、楽しいことを教えながら、最後はちょっとだけうっとりもしながら。1曲の中で、そういった機微を作れたらと思って歌っています」と明かした。
『アラジン』を観て、心躍らせた記憶がある
また、「アラジンをやることになって一番の楽しみは、山寺さんと声で掛け合いをすることだった」とも告白した中村だが、山寺の生歌を目の前で聞いたこの日、「こんな贅沢な機会はそうない。ノリノリですごく楽しかった!」と笑顔を弾けさせていた。
中村は「小学校低学年のころにアニメーションの『アラジン』を観て、心躍らせた記憶がある」という。「今年33歳になるんですが、実写版を観ても純粋さや無垢さにハッとする瞬間があるし、あのころ感じていたメッセージはこの歳になっても大事なものだとあらためて思った」とかみしめるように語り、「僕が幼少期に感じたことを日本のお子さん方や、大人になった方々に感じてもらえたらうれしいと思って、声を吹き込みました」と熱を込めていた。(ザテレビジョン)