俳優の横浜流星が「第43回 日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞し、3月6日に都内で行われた受賞式に出席した。晴れの舞台に立った横浜は、受賞者との再会や、先輩俳優のスピーチに心を動かされた様子。自身の公式Instagramに「#俺も頑張る!!」と熱い思いを綴った。
「またこの場に立てるように精進したい」
2019年は「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)など連続ドラマ3作品、主演作「愛唄 -約束のナクヒト-」など映画4作品に出演し、“2019年の顔”と呼ばれる活躍ぶりを見せた横浜。
映画「愛唄-」では突然の余命宣告を受けた青年を、映画「いなくなれ、群青」ではミステリアスな高校生を。そして映画「チア男子!!」では男子チアリーディング部設立を目指す大学生を演じ、この3つの主演作品が高く評価されての受賞となった。
ステージで表彰を受けた横浜は、まず「このような素敵な賞をいただけたのは『愛唄 -約束のナクヒト-』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』に携わってくださった方々のおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と関係者に感謝。
さらに、「3作品を通してたくさんのことを得たんですが、それよりも自分の力不足を痛感し、正直まだ自分にこの賞は早いんじゃないかと思っていますが、いただけたからにはこの賞に恥じないように、心に残る素敵な作品を作っていけたらと思いますし、またこの場に立てるように日々精進したいと思っています。ありがとうございました」とあいさつし、気を引き締めた。
授賞式後は自身の公式Instagramでファンに向けて改めて受賞を報告。「先輩方のスピーチにはとても心を動かされましたし、改めて凄い場に居られたことを幸せに思います」と喜びを爆発させ、「#俺も頑張る!!」「#これからもよろしくお願いします!」という力強い宣言で投稿を締めくくった。
また、映画「新聞記者」で最優秀作品賞を受賞した河村光庸プロデューサー・藤井道人監督や、映画「翔んで埼玉」で最優秀監督賞を受賞した武内英樹監督との記念写真もアップ。
映画「青の帰り道」でタッグを組んだ藤井監督に向けて、横浜が「#おめでとうございます」と祝福のメッセージを投稿すると、藤井監督も自身のTwitterで「流星も新人賞おめでとう 次は一緒の作品で! (式典前、控室で知り合いがおらず一人でポツンとしてたら、流星が助けてくれました。)」とコメント。双方の投稿に、ファンから多数の「いいね」が集まった。
受賞式では役所広司がエール「勇気をもって失敗を恐れず」
今回、新人俳優賞は横浜のほか、「愛がなんだ」の岸井ゆきの、「カツベン!」の黒島結菜、「見えない目撃者」「パラレルワールド・ラブストーリー」の吉岡里帆、「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士・森崎ウィンという顔ぶれが受賞した。
表彰式では、プレゼンターとして俳優・役所広司が登壇し、新人俳優賞を受賞した面々に「とにかく一人では何もできない仕事。監督やスタッフや共演者の人たちが我々の芝居をよりよい方向に導いてくれると思います。勇気をもって失敗を恐れずにいい作品と出合えることを祈っています。頑張ってください。応援しています」とエールを送った。(ザテレビジョン)