「金魚の糞やん」 息子の死後に母が突き止めた苛烈なSNSいじめと、第三者委が下した“超異例”の判断
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  • 総評下村健一

    いじめの記事によく見られる《周囲が気づけなかった/相談できなかった/別の選択肢を示せなかった》という典型に対して先手を打つように、この記事は冒頭で「わかっていた/相談していた/行かなくてもいいと伝えてあった」と端的に列記している。スマホで読むLINE NEWS読者のスクロールの手を止めさせない、効果的な導入だ。 何より特徴的なのは、いじめの実例であるLINEグループ上でのやりとりを、同じLINEの場で記事化していること。当事者たちと同じように、読者もスマホ画面でこの会話を見るリアリティーは、LINE NEWSならではだ。 見出しで"超異例"と強調した「被害者が直接目にしていないLINEグループ内の陰口についても、いじめと認定」と言う第三者委員会の判断については、「広げすぎでは?」と疑問を抱く読者も出るだろう。そこに斬り込み、オフラインとオンラインの悪口の違いなど、更にLINE NEWSという場だから伝わる訴求力ある続報に期待したい。

LINE NEWS編集部より

いじめを受け自死した息子のスマホデータから、想像を絶する”SNSいじめ”の存在を知った母親。絶望と怒りを抱え、息子に何が起きていたのかを解き明かしていく姿を追い、いじめの実態や対策、第三者委の判断について解説しています。