5歳で性被害…「自分を殺したい」女性の叫び 10人以上の子に手をかけた男性の告白 小児性犯罪はいま
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  • 総評下村健一

    被害者側のみならず、加害者側までが顔出しで証言しているインパクトは大きい。報道の意義を信じて取材に応じた、この男性の勇気。この記事によって彼が今後受けるかもしれない過大な白眼視という"副作用"まで考え悩んだ末に報道に踏み切った(のであろう)、記者の覚悟。どちらも頭が下がる。 動画の使い方も、手本になる。紙の記事とネット記事の大きな違いは、こうして《写真以外に動画を組み込める》点だが、せっかくの機能を活かせていないネット記事も実は多い。文字情報部分と内容が丸ごと重複していないか? 映像ならではの訴求力が特にない部分を載せていないか?…とチェックをする際、ぜひこの記事を参考にしてほしい。 絶句からの涙。「おはようございます!」の決然たる明るさ。級友に囲まれた時の雰囲気。加害行為への自制の闘いが、どんなにありふれた風景の中で行われているか。ーーこれらは、動画だからこそ伝わる。文脈の中での配置も絶妙だ。

LINE NEWS編集部より

幼少期に性被害に遭いトラウマを抱えた被害者の苦しみ、子どもへの性加害を行ってきた男性の後悔、そして小児性犯罪者の治療に取り組む専門家の意見を通じ、どうすれば子どもの性被害をなくせるかという命題に切り込んでいます。