「最後に一目子どもを」叶えられなかった夫の願い、107歳の今も。妻・母として“生きると決めた”日の記憶
TBS NEWS DIG
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  • 総評下村健一

    戦争を直接体験した生き証人が、急速に減ってゆく日本。当時の出来事を自分の言葉で語ってもらえる取材が成立するのも、もう本当にわずかな時間だ。写真も、もちろん映像もなく、ご本人の脳裏にしか残っていない当時の光景を、どうやって我々は継承すれば良いのか。 待った無しのカウントダウンが進む中、この課題にチャレンジする取り組みは数多くある。その中の1つとして、テレビ記者と法廷画家がタッグを組みLINE NEWSという場で試みたこの重厚な紙芝居は、貴重だ。 横ではなく縦方向に進んでいく、スマホ時代の絵巻物。終戦記念日前後の単発の企画物にとどまらず、常設のプロジェクトとしてこうした絵巻物が次々に生まれていったら…と読者が願うのは、叶わぬことだろうか。

LINE NEWS編集部より

戦争で夫を失いながら、2人の子どもと1日1日を生き抜いてきた107歳の女性。世界最高齢の現役理容師として仕事を続けてきた彼女が、悲しみや喪失感をどのように乗り越え、妻、そして母として前を向いて生きてきたのかを振り返ります。