cat_183454_issue_3ee480ed4bcc oa-naratvnews_3ee480ed4bcc_419be5b130e6_ゆったり煎茶体験 奈良の真ん中で心清らかになる時間 419be5b130e6 0

ゆったり煎茶体験 奈良の真ん中で心清らかになる時間

2019年8月15日 14:51 奈良テレビ放送

奈良で煎茶体験ができるって知っていましたか?そもそも、煎茶体験って?暑い日々が続く8月のとある日、煎茶体験ができる「三五夜」さんに体験を申し込みました!

 JR奈良駅から東へ徒歩2分。賑やかな通りを抜け、コンクリートの車置き場をくぐった奥に「三五夜」さんはひっそりとありました。その隠れ家的な佇まいはこの世の喧騒とは無縁の落ち着きをみせ、少しひんやりと感じる車置き場が異次元へといざなう入口であるかのような不思議な感覚がしました。

煎茶体験 自然と心清らかに

店前にあるつくばいを配した日本庭に目を奪われます。ささやかな空間がここまで趣のあるお庭になるのだなと感心しながら、玄関から入ってすぐ、にじり口があり、そちらから入室しました。

席主である、黒田さんに案内されながらお床の拝見をすませ、説明を受けた後に、まずはお菓子が運ばれてきます。

この日のお菓子は涼やかな上生菓子でした。

体験してもらうお客様に楽しくゆったりした時間を過ごしてもらうことを趣旨としているので、作法を気にしてガチガチになったりする必要はありません。もちろん、しっかりと作法を知りたい場合は、質問すれば黒田さんが丁寧に教えてくれますよ。

煎茶は2回お茶をいれる、二煎が基本的な形なんだそう。まずは、お茶だけで飲み、お菓子をいただいた後に2杯目がだされます。茶道とはまた違った動きで、粛々とお茶を入れる準備・お手前が続きます。洗練された動きに目を奪われます。伝統のある美しい所作は眺めているだけで心清らかになってきました。

煎茶はお湯の温度が味を左右する重要な要素になるそうで、玉露、煎茶、紅茶など、茶葉によってお道具が変わり、湯ざまし用の急須の数など、お茶に合わせてしつらえが変わるそうです。

お茶のエスプレッソとは?衝撃的な一杯

今日入れてもらうのは煎茶の最高峰「玉露」。これは「三五夜」さんが特別なルートから仕入れたものです。急須にはたっぷりの茶葉が!

注ぐお湯の温度(40度!)の最終確認は左手の平に急須をのせて。これはお手前の作法の一つで、お稽古や経験を通して温度の調節が自然と身に付くのだそう。最高の状態になったお茶は、静かにじっくりと最後の一滴まで注がれます。

運ばれてきたそのお茶の量を見てびっくり!

お猪口大程の碗にこれだけしか入っていません!玉露でいただくのは、まさに「お茶のエスプレッソ」。凝縮した旨みを楽しむのが煎茶道の醍醐味だそう。

しかし、茶碗を口元に持って行って、その香り高さにビックリ!

お茶のアロマで身体が洗われて行くような感覚でした。お茶を口にして更に驚嘆。芳しい香りに負けず、しっかりとした味わいです。上手に淹れられた玉露は、出汁に似た甘い独特な風味があり、その色の薄さからは考えられないほど濃厚なものでした。

手をかけて淹れたお茶は、普段のお茶とは次元が違うものなのだと、最初の一煎目はまさに、衝撃的な体験でした。

二煎、三煎といただくうちに、お茶は馴染みのある味になっていき、緊張もほぐれて話にも花が咲きます。席主の黒田さんは、お客様が心地よく過ごせるようにその日のお客様に合わせて淹れ方や、淹れる回数などを自在に変えていらっしゃるそうです。

骨董とギャラリースペースも

茶室の2階では骨董品のミニショップもあります。こちらではワークショップや講演会が開かれる事もあり、この日は奈良の切り絵作家・石賀直之さんの作品展が開かれていました。8月末まで開催です。この期間は予約なしで来店でき、更に500円で呈茶(ていちゃ)(お茶を出すこと)が受けられるそうですよ!

おひとり様からお気軽に

今回ご紹介した煎茶体験の所要時間は1時間ほど(※要事前予約)。ちょっとした隙間時間に、のんびり奈良散策の帰りに…おひとり様でも体験可能です。アクセスのよい好立地にありながら、ここまでの非現実な体験ができる場所はそうありません。お茶が最初に日本に伝えられたといわれている奈良で楽しむことに意味を感じました。茶道とは違う、煎茶道。このもう一つの茶道を体験しに「三五夜」さんを是非訪れてみては? 

※この記事は取材当時の情報です。

■店 名  三五夜(さんごや)
■住 所  奈良市三条町529-2
■駐車場  なし 近隣コインパーキングあり
■電 話  070-1779-0358
■営業時間 完全予約制(HPからのご予約がスムーズです。基本的に前日までにご予約下さい。急な場合はご相談下さい。)

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