人気の学習参考書ランキング 2018年9月

 紀伊國屋書店ベストセラー(2018年9月1日~9月30日)によると、9月の高校生・大学受験生向け学習参考書の一番人気は、センター試験・英語の赤本(過去問集)。2位は数学、3位は国語の赤本が入っており、秋になって受験生がセンター試験を意識した勉強を進めていることがうかがえる。4位~10位はすべて英語の問題集や単語集などが入った。

 1位 センター試験過去問研究英語 〈2019年版〉 センター赤本シリーズ教学社)

 2位 センター試験過去問研究数学1・A/2・B 〈2019年版〉 センター赤本シリーズ(教学社)

 3位 センター試験過去問研究国語 〈2019年版〉 センター赤本シリーズ(教学社)

 4位 鉄緑会東大英単語熟語鉄壁(角川学芸出版)

 5位 システム英単語 (改訂新版) 駿台受験シリーズ(駿台文庫)

 6位 大学入試センター試験過去問レビュー英語 〈2019〉 河合塾series(河合出版)

 7位 速読英熟語(Z会ソリューションズ)

 8位 やっておきたい英語長文500 河合塾series(河合出版)

 9位 英単語ターゲット1900 - 大学入試出る順 (5訂版) 大学juken新書(旺文社)

 10位 マーク式総合問題集英語 〈2019〉 - リスニング問題CD付 河合塾series(河合出版)

外部リンク

情報不足の新テスト 実施までの日程は 浪人生も受ける?

 大学入試センター試験にかわる新たな共通テスト「大学入学共通テスト」(新テスト)の実施が近づいている。文部科学省が実施方針を公表し、大学入試センター試験は試行調査(プレテスト)を実施するが、情報が限られており、不安になっている高校生もいるだろう。これまで公表されている情報や取材に基づき、シリーズで新テストを解説していく。まず、新テストの実施までのスケジュールについて説明する。

Q 新テストはいつから始まるの?


 A 大学入試センター試験は2020年1月に実施されるもので最後となり、2021年1月から新たな共通テスト「大学入学共通テスト」が始まる。報道や国の発表で「2020年度からの改革」などとよく言われるが、2020年度(2020年4月~21年3月)に実施される、2021年度入試という意味だ。2018年4月に高校に入学し、21年4月に大学に入学する生徒から主な対象となる。

Q 浪人生はどうなるの?


 A 2020年4月の大学入学を目指している人が浪人して翌21年の大学入学を目指す場合、新テストを受験することになる。新テストの出題傾向はセンター試験から変わるが、出題のもととなる範囲や教科書には変更がない。そのため、大学入試センターは、21年1月の新テストでは浪人生向けに別問題を作成することはしない方針だ。

Q 実施までのスケジュールは?


 A 文部科学省は2017年7月に新テストを含む大学入試改革の大まかな実施方針を決定した。これによると、新テストの出題科目は当面、今の大学入試センター試験から変わらない。新テストの国語と数学の問題の一部で記述式を導入することも実施方針に書かれている。

 一方、どのくらい出題傾向や問題構成が変わるのかはまだ明らかではない。大学入試センターは、17年11月から18年2月にかけて高校生対象の試行調査(プレテスト)を初めて実施したが、新傾向の問題に高校生がどうこたえるかを試すことに重点が置かれており、問題構成は本番に引き継がれるものではなかった。18年11月には大学を会場にして二度目の試行調査が行われる。その問題構成は本番を想定したものになるとセンターは説明している。高校2・3年生が主に受けるが、新テストの「当事者」になる高校1年生も注目したほうがよさそうだ。

Q 問題構成はいつわかるの?


 A 今回の試行調査の結果を分析したうえで、センターでは問題構成や出題方針を固めて、本番の問題作成を進める考えだ。18年度のうちには問題構成の見通しをつけるとみられている。何らかの発表もあるだろう。19年度にも確認のためのプレテストが行われる可能性があるが、実施の有無を文科省やセンターは決めていない。

 なお、2022年4月に高校に入学し、25年4月に大学に進学する人からは、高校の学習内容がかわる。新テストの出題科目が変わり、出題内容もさらに変わると見込まれているが、具体的な検討は進んでいないとみられる。

外部リンク

サッカー総体初Vの山梨学院 大会前に100キロ走り自信に

 全国高校総体(インターハイ)サッカー男子決勝が、8月13日に三重交通Gの杜鈴鹿で行われ、山梨学院(山梨)が桐光学園(神奈川)を延長の末に2−1で下し、初優勝に輝いた。インターハイ2週間前に4日間100キロを走り切り、それが自信につながった。(文・写真 白井邦彦)

 試合が動いたのは前半21分。桐光学園が右サイドを崩し、最後はエースのMF西川潤(2年)がヘディングで押し込み先制した。このまま、桐光学園が主導権を握るかに思われたが、逆に山梨学院が持ち味の走力を生かして攻め立てた。だが、体を張った桐光学園のディフェンスを崩せず、前半0−1で折り返した。

 後半は一進一退の攻防が続いたが、両チームともフィニッシュが決まらない。桐光学園の1点リードのまま試合は進んでいった。

ポジティブに、声をかけ続けた


 早く同点に追いつきたい山梨学院だったが、焦る気持ちを抑えて自分たちの走るサッカーに徹した。MF平松柚佑(2年)は得点が奪えない時間帯も諦めずに声を枯らしてチームを鼓舞した。

 「いつもだったら、イライラしてマイナスの言葉をチームにかけてしまうんですけど、今日は“笑顔で”とかプラスの声をかけた。大会を通して、そういう気持ちの余裕ができたのが、自分の成長できた部分かなと思う」

 そんな平松の思いがチームに届いたのか、後半アディショナルタイムにFW宮崎純真(3年)が劇的な同点ゴールを決め、勝負は延長戦へ突入することになった。

大会前の100キロ走が自信に


 本大会を迎える2週間前、山梨学院の部員たちは、4日間で100キロを走るというノルマを与えられた。同点ゴールを挙げた宮崎は「部員全員で乗り越えたんですけど、本当にきつくて…。でも、あれを乗り越えたという経験は自信になりましたし、延長に入ってもやれるという気持ちの余裕につながったと思います」と話す。

 延長前半5分。その宮崎が左サイドからドリブルで仕掛け、シュート気味の早いクロスボールを中央へ折り返した。それが相手DFに当たってオウンゴールを呼び込み、ついに逆転に成功する。この得点が決勝点となって山梨学院が初優勝した。

 試合終了のホイッスルがピッチに響いた瞬間、泣き崩れて喜んだ主将のDF西澤俊(3年)は「自分たちの代になってからなかなか勝てなくて。プリンスリーグでも5連敗という不甲斐ない結果を残していた。キャプテンとして苦しかったし、その分、うれし涙が止まらなかった」と、人一倍、喜びをかみしめていた。

 【部活データ】1969年創部。部員115人(3年生35人、2年生41人、1年生39人)。全国高校サッカー出場6回、2009年の88回大会に優勝。インターハイ出場は5回目。スローガンは「堅忍不抜」。最後まで諦めずに走るサッカーを信条としている。

外部リンク

【ストレッチ講座】背中から肩を伸ばして姿勢を正そう

 特別な道具がなくても簡単にできるストレッチ方法を、東海大学健康学部教授の有賀誠司先生に教えてもらいました。(構成・小野哲史、写真・田部翔太、モデル・武藤千夏)

 猫背の改善や予防のストレッチを紹介します。猫背は見た目は格好悪いというだけでなく、首や肩の凝り、腰痛などの体調不良の原因となる場合もあります。

背中~肩

 両手を腰にあてて、肩甲骨を開閉させるつもりで肩を前後させる。ひじを後ろにして肩甲骨を閉じたとき、胸が自然と開く。頭は固定させよう。

背中~肩

 ①ひじを肩まで上げて、前腕部分を立てる

 ②ひじを左右に動かすようにして、大きく開閉する。開くときはひじを後方に下げすぎない。

有賀誠司先生(東海大学健康学部教授) あるが・せいじ  1962年、東京都生まれ。筋力トレーニングに関する研究を行うとともに、多くのアスリートのトレーニング指導に携わる。著書に「ストレッチ大全」(成美堂出版)、「基礎から学ぶ!筋力トレーニング」(ベースボールマガジン社)など多数。  

外部リンク

【文化祭メモリー】成功困難?の名物企画、今年は… 

 久留米大学附設高校(福岡)の文化祭「男く祭」(4月)に名物企画がある。NHKEテレの番組「ピタゴラスイッチ」に触発されて作ったからくり装置「フセツスイッチ」だ。教室の半分近くを占める巨大さ。9年前から続く企画だが、意外にも本番で成功したことは一度もないという。

 装置の材料は割り箸や竹串、プラスチックカップ、ホームセンターで買った木材などだ。仕掛け満載のコースをビー玉などが転がっていく。「(今年の)メンバーは11人で、個人で一つずつ作って合体させています。春休みから1カ月くらいで作りました。実際に合体させたのは本番1週間前から。装置の組み合わせは試行錯誤して、感性でうまく動きそうなものを探しました」(リーダーの竹中翔一君・3年)

 苦労したところは、個々で作った装置を連係させること。「装置単体ではきちんと動くけれど……。連係は難しいですが、自分で作った装置をほかのメンバーの装置と合わせていくのは楽しい」

 いざ、本番。装置の途中で何度かビー玉が止まり、手で動かした。残念ながら、今年も本番で成功とはならなかったが、来年はぜひ成功させてほしいものだ。 (文・写真 吉永恵子)

出典: YouTube

外部リンク

日の出前と日没後に見える「地球の影」高校生が正体を解明


 日の出前や日没後に太陽と反対側の空を見ると、地平線上に暗い青い部分が見えることがある。横浜サイエンスフロンティア高校(神奈川)の石牟礼碧衣(いしむれあおい)さん(3年)は「あれは地球の影だ」と父から聞き、地球影と呼ばれるこの現象に関心を持った。

 地球影は太陽が地平線のすぐ下にある時、地球にさえぎられた部分が大気に投影されて見えると考えられている。また、地球影の上にはビーナスベルト(VB)と呼ばれるピンク色の帯が見られ、夕焼けと同様に大気で散乱して赤くなった太陽光が高度約12~50キロの大気を照らしていると考えられている。しかし、地球影が本当に地球の影であるのかを調べたモデル計算や再現実験などの事例がなく、自分で解明することにした。

光の当たり具合を計算


 まずは日没時や日の出時の空の様子を撮影した写真から、赤、緑、青の強さを画像解析ソフトで解析し、赤色の減少が止まるのはVBと地球影の境目付近であることを確認した。また、任意の仰角、方位角、地表からの大気高度に設定した1214の計算点ごとに光の当たり具合を計算し、地球影は光が当たっていない影であり、高度約4キロの大気に投影されているとの結論を導き出した。

 石牟礼さんは「計算モデルを考えるのに苦労した」と振り返る。太陽光を立体ではなく面で捉えるなど工夫した。今回の研究ではVBは太陽光が高度約4キロ以下の大気を照らすことで観測されると推測したが、この値はこれまで言われてきた高度よりかなり低いため、新たな手法を考案し、より正確な高度を推定するつもりだ。

「気になる」がモチベーション


 研究の面白さを「晴れている時は見えるのに、今まで誰も気に留めなかったことをつかむことができること」と話す。「『気になる』『知りたい』が研究のモチベーション。それが自然科学だと思う」と力を込めた。 (文・写真 木和田志乃)

外部リンク

自然に会話が10分続くロボット  盛り上げれば仲良しに

 石黒浩教授(大阪大学)らの研究チームは、人間と共生できる対話機能を持った自律型ロボットの実現を目指している。7月31日、日本科学未来館(東京)で最新の研究成果を発表した。人に寄り添うことができるロボットの特徴は何なのか? 人型ロボットの最前線を取材した。 (野村麻里子)

面接や傾聴ができる


 「ERICA」は若い女性の容姿を持ったアンドロイド。傾聴や面接など、スムーズな会話をすることができる。

 「うんうん」「なるほど」など自然な相づちを打ったり、会話の中で焦点になる言葉を検出して「○○について、もっと詳しく教えてください」などと話を掘り下げたりする。相手の話に対して「すてきですね」「大変ですね」といった評価も行う。一方的にずっと話すなど、発話が偏らないように調整できるのに加えて、会話中に瞬(まばた)きやうなずく動作をするので、ERICAと話した人は「話を聞いてもらっている」と感じられるのだ。

振る舞い次第で仲良しに


 ERICAが話し掛けても人間が最低限しか答えなかったり、ERICAを見なかったりすると「自分に興味がない」と判断し、ERICAもあまり話さない。会話が盛り上がってERICAが相手を気に入ると、よりプライベートな話をするようになる。対話する相手の振る舞いに合わせて、アンドロイドと人間の距離感が自然とつくられていく。

人間らしさの定義は難しい 石黒浩教授


 「人間らしさ」は簡単に定義できません。「人間の平均」が何かとは言えないように、人間らしさというのは人それぞれ受け取り方が違うもの。ERICAの(対話の)デモンストレーションを見て、人間らしいという人もいるし、不自然に思う人もいるようです。ですが、従来のERICAに比べると、相手の状態に合わせて話ができるようになり、傾聴や面接ではかなり滑らかに会話できるようになりました。
【高校生記者も取材】

「そうなんや」相づちにびっくり

 人間とロボットの境界線があいまいになってきていることを感じました。「ERICA」は単に傾聴するだけでなく、「そうなんや」と相づちを打ったり、うなずいたり、質問をしたりすることができて、本当の人間ではないかと錯覚するぐらいでした。ERICA 自身が会話を理解しているわけではないものの、人間との会話が10 分ほど自然に続く様子が印象的でした。( 高校生記者・朴玄珍)

外部リンク

ノーベル賞・本庶先生の研究内容は 先週の重要ニュース

ノーベル医学生理学賞に京大の本庶先生ら がんの新たな治療法に道


 2018年のノーベル医学生理学賞は、がんの免疫療法を開発した京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授(76)と米国テキサス大学のジェームズ・アリソン教授(70)に授与されることが決まった。人間の体内には病原菌などの異物を攻撃して排除する免疫の仕組みが備わっているが、がんは免疫の働きにブレーキをかけて攻撃を阻止してしまう。2人は、ブレーキ役の分子を見つけ、ブレーキを解除してがんへの攻撃を続けさせる治療法を考えた。

 がんの治療法はこれまで、外科手術、放射線療法、抗がん剤が中心だったが、免疫療法という第四の治療法に道を開いたといえる。日本のノーベル賞受賞者は、米国籍取得者も含めて26人目。医学生理学賞は、2016年の大隅良典東京工業大栄誉教授以来、2年ぶり5人目。(10月1日)

トヨタとソフトバンクが提携、移動サービスで新会社


 トヨタ自動車とソフトバンクグループは、新たな移動サービスの事業で提携することに合意したと発表した。共同で会社を設立し、まず企業や自治体向けの配車サービスを開始。将来的には自動運転車を使って交通手段が限られる地域での宅配や病院への送迎、海外での事業展開などを進める考えだ。移動サービスは、今後世界で、飛躍的に拡大する事業と見込まれており、自動運転車の開発競争も激しくなっている。日本を代表する二社は提携によってこの分野の主導権をとることを狙う。(10月4日)

ノーベル平和賞は紛争下の性暴力と闘う2人に


 2018年のノーベル平和賞は、内戦状態が続くアフリカのコンゴで性暴力被害者の治療や国際社会への発信に取り組む医師のデニ・ムクウェゲさん(63)と、過激派組織「イスラム国」(IS)による性暴力被害者で、国連親善大使として性暴力の実態を告発するイラクの人権活動家、ナディア・ムラドさん(25)の2人に授与されることが決まった。ノーベル平和賞は、ノルウェーのノーベル賞委員会が選考し、国際平和に貢献した人物や団体に贈られる。(10月5日)

外部リンク