東京五輪の開幕まで1カ月を切った。前回東京で開催されたのは1964年。当時、世界中を熱狂させたのは東洋の魔女と呼ばれたバレーボール日本代表女子だ。どんなボールにも食らいつき、1回転して体勢を戻す「回転レシーブ」など、日本代表はさまざまな技を考え出し、球技初の金メダルを獲得した。
最近読んだ、メディアアーティストの落合陽一氏の著書に「ガッツはレッドオーシャンだからそこで勝負しても無駄だよ」と記されていた。ガッツがあるのは当然の前提で、それをアピールしても人材としての市場価値はないという意味だそうだ。生き残るためには、個性を伸ばしてライバルに勝つしかない。
猛虎がこのまま首位を走り続けるためには何が必要なのか。虎戦士にガッツは十分ある。この日のスタメン野手の平均年齢は27・4歳。まだまだ底は見せていないはずだ。(井上慎也)
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