阪神・矢野燿大監督(52)が19日、巨人3連戦へ「俺らの野球」で臨むと意気込んだ。20日からの伝統の一戦は東京ドームが舞台。昨季3勝9敗と大苦戦した鬼門だが、指揮官はあくまで自然体だ。
「巨人だからといって特別な野球ができるわけではない。相手を見てプレーが変わるようでは強くない。今、みんな俺らの野球はこうなんだというのをしっかり理解してやってくれているから」
宿敵を倒すイメージが湧いている。7連勝中の虎は現在、2位・巨人に3ゲーム差を付けて首位を快走中。チーム打率、得点数、防御率、本塁打、盗塁数はいずれもリーグトップと好調だ。
18日・ヤクルト戦(甲子園)では近本、大山が大暴れ。「いい形でジャイアンツに臨んでいけるような形をみんなで作れた」。指揮官の手応えも十分だ。
「戦う上でジャイアンツをモチベーションにしてくれるのはすごくいいこと。俺自身も去年はやられたし、ジャイアンツは(昨季)優勝チームだし、意識はしているけど、そういう気持ちを持ちながらプラスにしてやっていけたらいいと思う」
前回甲子園での巨人との3連戦は2勝1敗と勝ち越した。今季先制した試合は19戦全勝。「矢野野球」を貫き、苦手意識を消し去る。
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