「阪神3-14ヤクルト」(18日、甲子園球場)
先発した阪神・西勇は5回5失点という結果に終わったが、気の毒な面もあった。球審との相性というか、西勇としてはストライクに取ってほしい低め、両サイドぎりぎりのボールが、辛い判定となってしまった。
制球力を身上とするだけに、辛い判定により、ペースを乱した結果の5失点と言える。ただ、野球の格言として「繊細かつ大胆に攻めよ」というものがある。
西勇ほどのベテランであれば、審判の特性をいち早くつかんで、例えばこの試合のような場合は、大胆な投球に切り替えるというものがあってもよかった。
ただ、この数試合、ボールの切れが落ちてきているのも事実。これまでなら多少甘く入ってもファウルでしのげていた球が、打ち返されるシーンが増えてきた。それもあって西勇自身、大胆さを選択しづらかったのかもしれない。
梅雨から夏場と苦しい時期に入る前に、切れのある球を取り戻すための再調整に取り組みたい。
外部リンク