阪神・淡路大震災から26年のこの日、鳴尾浜で自主トレを行う選手、球団スタッフらが黙とうを行った。目を閉じて1分間、震災犠牲者の冥福を祈った。
震災当時、兵庫県出身の私は2歳。両親から話を聞けば、大きな被害はなく、神戸に住んでいた親戚も無事だったそうだ。復興へ向けて人々の支えとなったのが、神戸を本拠地としていたオリックスの快進撃だった。
「がんばろうKOBE」。95年はこの合言葉で、市民とチームが一体となり、リーグ優勝を果たした。この快挙は神戸の人だけでなく、多くの人に勇気を届けたのではないだろうか。
新型コロナウイルスという地球規模の厄災に見舞われてしまった今回。先の見えない我慢が続いている。プレーでたくさんの人に元気を-。選手らはそれぞれ強い思いを持って、今季へ向けた準備を進めている。(井上慎也)
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