白か黒か。といっても阪神の勝敗の話ではない。オセロゲームのことだ。子どもから大人まで楽しめるシンプルだが知的な遊びで、奥が深い。相手の先を読み、ワナを仕掛けて駆け引きをする。優勢だと思っていても、一気に劣勢に回ることも少なくない。とにかく先を見据えて戦うことが大切になってくる。
筒井外野守備走塁コーチは以前、チームの積極的な走塁について「相手に走ってくると意識させることで、打者に対して10割の気持ちで向かわせないという効果がある。序盤にそれができると大きい」と話していた。いけるところはいくという姿勢を見せ続けることで、配球にも影響を与えている。
143試合が行われる今シーズン。機動力という戦術はすでに破壊力抜群だ。この勢いを崩さず、多くの白を盤上に並べてほしい。(井上慎也)
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