阪神の矢野燿大監督(52)が22日、五輪ブレーク中に行われるエキシビションマッチで、中継ぎ陣を再整備する考えを明かした。
八回の岩崎、九回のスアレスにつなぐまでの“勝ちパターン”を確立できなかったことが、交流戦後の失速につながった。それだけに「まず勝ちパターンを作るのも、もちろん大事」と話す一方で、さらに期待するのが先発投手が早めに降板した後の五、六回をきっちりと任せられる投手の出現だ。
前半戦終盤は競った展開で先発投手を早めに降板させながら、後続投手が得点を許して、試合も落とすパターンがあった。「先発が(長いイニングを)行って、勝ちパターンだけで勝てる試合ってそんなにあるわけじゃない。そういうピッチャーが抑えて流れを変えてくれると、終盤の攻撃のプラスアルファにもなる」とチームに勢いをもたらす存在が、一人でも多く出てくることを望む。
6月5日のソフトバンク戦で左足首を痛めて戦列を離れていた小林は、すでにウエスタンで復帰登板を果たしている。「もちろん小林は帰ってきてもらわなあかん」と指揮官。中継ぎに転向するアルカンタラ、復調が待たれる岩貞、先発と両にらみの二保などが、矢野監督の信頼を得る投球を見せられるかがポイントになる。
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