「ウエスタン、オリックス0-4阪神」(20日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)
ファームでは抜群の安定感だ。先発した斎藤が6回を2安打無失点。テーマに掲げた躍動感を体現し、打者に向かっていった。視察に訪れた矢野監督の前で快投を披露。持ち味の直球だけでなく、この日はカーブやフォークも効果的に使った。
「ゼロに抑えられたことは良かった。今日はフォークとカーブが使えていたので、自分としても良かったと思います」
二回以降は無安打投球。それでも2つの反省点を口にした。まずは初回の入り。「様子を見に行ったストレートを打たれちゃった」と1死から宜保、中川に直球を捉えられ連打で二、三塁とした。後続は斬ったが「意図のあるボールを投げないと」と不用意な直球攻めを反省した。
もう1点は六回の先頭打者に与えた四球。平田2軍監督も「六回のトップバッターへのフォアボールとかは修正していかなきゃダメだわな」と改善を促した。
ファームでは6試合に先発し、防御率は脅威の0・61。今季は1軍で先発も中継ぎも経験した。「残りシーズンは少ないですけど、結果を求めて、自分の課題をつぶしていけたらなと思う」。1軍の舞台へ返り咲くために、ファームで結果を追い求める。
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