「3・20」。1年前、何事も無ければ開幕戦が開催されるはずだった。ただ、新型コロナウイルスが猛威を振るい、約3カ月遅れの開幕を余儀なくされた。現在も感染終息が見込めない状況は続くが、26日の開幕に向かって準備が進んでいる。
宜野座キャンプ初日、矢野監督があいさつの時に発した言葉が心に残った。
「今年、シーズンが終わる頃にコロナが全て終息しているとは思えない部分はありますが…僕たちのプレー、そして日本一から。ファンの皆さんに、日本中に笑顔が増えるよう日本一を勝ち取っていきます!」
指揮官の有言実行をファンも大いに期待していることだろう。選手たちの戦う原動力は、虎党の熱烈な応援だ。開幕まであと5日。16年ぶりリーグ優勝、36年ぶり日本一へ、矢野阪神3年目の挑戦が始まろうとしている。(関谷文哉)
外部リンク