阪神に新加入したチェンに対し、母国から熱いエールが届いた。送り主は台湾・味全ドラゴンズで投手コーチ補佐を務める蕭一傑氏。先日、記者が久しぶりに連絡を取ると「チェンさんならやってくれると思います」と大活躍を期待していた。
同氏は台湾から宮崎・日南学園に野球留学し、奈良産業大から2008年度ドラフト1位で阪神に入団。ソフトバンク、台湾リーグ(CPBL)でプレーした後、18年シーズン限りで現役引退した。
19年は日本ハム・王柏融の通訳として奔走。昨年から母国に戻り、現職に就きながら日本で活躍する台湾出身選手を応援している。
一学年先輩のチェンとはよく会話を交わす親しい間柄だという。「向上心がすごいんです」。現在、味全ドラゴンズも日本と同様に無観客でキャンプを実施中。元猛虎戦士は母国が誇る英雄の存在を励みに、指導者としての歩みを進めている。(中野雄太)
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