日本人は語呂合わせが好きだ。ほぼ毎日、何かの記念日となっている。8月に入り、1日は「肺の日」、2日は「パンツの日」、3日は「はさみの日」とさまざま。ちなみに4日は「8(はん)4(しん)」で“阪神の日”ではなく「はしの日」だそうだ。
語呂の話はさておき、プロ野球では突然、その日が選手にとって特別な日になることがある。初出場、初登板、初安打…。2日のDeNA戦では馬場が初勝利を挙げ、島田が初盗塁を決めた。
大卒3年目の2人。長い間、2軍生活を送ってきたが、巡ってきたチャンスをものにした。ようやく通算成績に刻んだ「1」。与えられた仕事を果たし、ここからどんどん数字を積み上げていくはずだ。
一生で一度の出来事。きょうは誰の記念日になるのか。そう思うと、日々の戦いから目が離せなくなる。(井上慎也)
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