6日付デイリースポーツ1面の虎が真っ青になったのも当然だろう。主将、4番としてチームをまとめてきた大山が、背中の張りで6日に出場選手登録を抹消された。5日のヤクルト戦で途中交代。詳細は明かされていないが苦渋の決断だったに違いない。
大山はかねて全試合出場のこだわりを口にしてきた。昨年の秋季練習中には「来年スタートから全試合、フルイニング出場するためにはどうしたらいいかというのをもう一回、考えてやりたい」とオフの課題に設定した。
もう一つのこだわりである決勝打はリーグ最多6を数える。「取れるだけ取りたい」とどん欲に語っていたように、強力打線の中で存在感を示していた。
今月下旬には交流戦も始まる。大山離脱は大きな痛手となるが、ペナントレースで最も苦しいのは秋ごろ。万全の状態で戻ってきた4番が、またチームを救ってくれるはずだ。(杉原史恭)
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