「教育リーグ、阪神6-2オリックス」(11日、鳴尾浜球場)
阪神ドラフト6位の中野拓夢内野手(24)=三菱自動車岡崎=が11日、教育リーグ・オリックス戦(鳴尾浜)に「2番・二塁」でフル出場。矢野監督が見守る前で2安打2得点と持ち味を存分に発揮し、開幕1軍を猛アピールした。
まずは初回1死。下手投げのドラフト4位・中川颯が投じた直球を捉え、右中間へ二塁打を放った。五回の先頭では、金田の変化球を左翼へはじき返す三塁打で好機を演出。「対応はしっかりできたなと感じました」と力強く語った。
指揮官も「バッティングはかなり面白いなと思っている」と実力を認める。キャンプ中の実戦では打率・368と存在感を示したが、オープン戦に入ると打席数が激減。新人は「もっと確率を上げていかないといけない」と生き残りに必死だ。
また、この日は東日本大震災が発生してから10年。山形県出身の中野は被災者に向けて「元気を与えたり、勇気を与えられるようなプレーをすることが大事だと思う」と力を込めた。
※写真は代表撮影
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