阪神の大山悠輔内野手(26)が27日、新作タイガースグッズ内覧会に出席。今年から主将に就任したことで、自身が考案したデザインの「C」マークが刺しゅうされたユニホームを初披露した。「去年の成績以上は最低限」とキャリアハイ更新、16年ぶりの覇権奪回を力強く宣言した。
ひときわ存在感を放つ左胸に刺しゅうされた「C」のマーク。牙をむく虎をイメージした力強いデザインを見つめた大山は、チームを背負い、先頭に立って引っ張っていく覚悟を固めた。
「やっぱり去年とは違う緊張感があるので、(主将の責任は)すごく重いですけど、自分らしく頑張れればいいかなと思います。チームをしっかりまとめないといけないっていう、そういうのはあります」
この日、キャプテンマークが刻まれたタテジマに初めて袖を通した。これまでとは違う立場。チームで2人しかつけられない特別な刺しゅうには、自らの思いを込めたという。
「去年の糸原さんがつけていたキャプテンマークとか見てたんですけど、自分がつけるならと思って」と、投手キャプテンの岩貞と話し合って、これまでのデザインを一新。牙をむき、力強く獲物を狙うイメージは、16年ぶりのV奪回を目指す矢野阪神と重なる。
その先頭に立つ大山が思い描くのは、言葉だけでなく姿勢で示すキャプテンシー。その背中を見せ続けるには、全試合出場が必須条件だ。昨季は打率・288、28本塁打、85打点と打撃3部門全てでキャリアハイをマークした。だが、目標とする成績はさらに上にある。
「やっぱり優勝、そこが第一だと思います。個人的には去年の成績以上は最低限だと思っているので、それに向かってしっかり準備したい」。勝利に導くことを最優先とし、これまで以上の結果を残すことを宣言した。
この日は、新作グッズ内覧会に参加。タイガース仕様のアウトドアグッズやキッチン用品など、さまざまな商品を見ながら「キャンプとかはしないですけど、興味はありますね」と笑みを浮かべた。
沖縄で梅野らとの自主トレを終え、2021年を戦い抜く準備は順調に進んでいる。胸のキャプテンマークに恥じない活躍を-。間近に迫ったキャンプを前に、4番の気持ちは高まっている。
※写真は阪神タイガース提供
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