また甲子園は無観客に逆戻り。場内に焼きそばやら何やらの匂いが漂い、空腹を刺激する。子供の頃から味わってきた、あの試合前のわくわく感を味わうこともできない。
矢野監督も「またさみしくなる。少ない中でも入ってもらえるっていうのはやっぱりすごく盛り上がるし、パワーになるんで」と残念がっていた。
少しでも盛り上げようと球団と甲子園は、さまざまな工夫を施している。バックネット裏席にはタイガースアカデミー生徒の子供からの直筆メッセージ入りユニホームが並べられ、ベンチ内には再びファンからの応援ボードが掲げられた。
7、8号門付近の壁には、医療従事者らへの感謝の思いを込めてブルーライトアップが再開された。「オレらの野球から元気づけていきたい」と矢野監督は誓った。試合が開催されることに感謝しつつ、虎の躍進継続を願いたい。(和田剛)
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