阪神は17日、21年シーズンから女子硬式野球クラブチームを新設することを発表した。12球団では西武が公認の女子硬式野球クラブ「ライオンズ・レディース」を設立しているが、プロ野球球団が女子野球チームをサポートするのは異例だ。
設立趣旨は(1)女子野球選手の憧れ、目標となること(2)女子が野球を始めやすい環境づくりを行うこと(3)女子野球人口を増やし、女性の「野球ファン」、「タイガースファン」を増やすこと。
入団セレクションは今後行われる。19日から球団公式サイトに参加資格、応募方法など詳細が掲載される。
監督は阪神OBが務め、タイガースアカデミーのコーチも参加して指導する予定。チーム名、ユニホーム、監督などは入団選手決定後に発表となる。
阪神はユニホーム、ボールなどを支援。練習場所は甲子園以外が想定されているが、調整次第では甲子園や鳴尾浜を使用する可能性もあるという。
活動スタートにあたっては、全日本女子野球連盟および関西女子硬式野球連盟に登録。5月ラッキートーナメント(関西)、7月全日本女子硬式クラブ野球選手権大会、9、10月ラッキーリーグ(関西女子硬式野球リーグ)=本紙後援=などに出場予定となっている。
女子プロ野球への進出を狙っての設立ではないが、各大会で優勝を狙えるチーム作りを目指していく。清水常務は「発展的に活動をしていくなかで、(女子プロ進出は)選択肢の一つになり得る可能性はあるかもしれません」と長期的な展望を明かした。
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