「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
ここから黄金期の幕開けだ。今季から選手会長に就任した阪神・近本光司外野手(26)が1日、キャンプ最終日の練習後、メイン球場で組まれた円陣の中央で堂々とあいさつし、力強い一本締めで締めくくった。
スタンドにファンの姿はないが、伝えたい思いは変わらない。「ここ数年、チームの年齢層も若くなり、過渡期になっていましたが、今年からは黄金期に入ります。『挑む超える頂きへ』のスローガンの下、リーグ優勝はもちろん、日本一となり、また来年、いい報告ができるように頑張っていきます」と呼びかけた。
プロ3年目で選手会長に抜てき。キャンプは自身の調整を進めながらも、チーム全体の様子を気に掛けた。「周りを見ることだったり、若い選手と話すことだったり。コミュニケーションをとっていきたいと思っていた」とテーマを掲げて、鍛錬の日々を過ごした。
3度目の開幕まで1カ月を切った。求められていることは分かっている。「3年連続の盗塁王というのはもちろんのことですし、数字でいえば100得点もそうですし。より多くのヒットを打ちたい」。16年ぶりのV奪回、3年連続の個人タイトル獲得へ。いよいよ本格的に戦いの序曲を奏でる。
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