まさに全員野球でつかみ取った白星だった。18日のDeNA戦。1点ビハインドで迎えた八回に3連続代走を投入するなどして逆転すると、2点リードの九回には佐藤輝がダメ押しの適時打を放ち、4連勝としていた。
中でも、大きかったのは九回の追加点。チャンスメークしたのは、途中出場した選手ら。1死一塁から植田が三塁への内野安打で出塁。続く木浪はフルカウントから四球を選んで満塁とした。
試合の状況と、出番が限られた中での打席を考えると、結果を残すために打ちたくなる場面。だが、木浪は冷静にボール球を見極めた。常に「配球表を書いたり対戦を見直したりします」というように、準備を怠らないことが実を結んだ。
リーグ優勝を目標に全員一丸で戦っている。勝利のため、それぞれが、自分の役目を愚直に遂行し続けるだけだ。(井上慎也)
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