阪神の高橋遥人投手(25)が12日、ポーカーフェースの誓いを立てた。今季限りで退団した福留の助言、能見の背中を参考に、喜怒哀楽の「怒」と「哀」をマウンドで封印する覚悟。「下は向きません」と成長を誓った。
この日は木浪とともに阪急交通社主催のオンライントークショーに参加。先輩から「ダメな時ほど表情に出る」と指摘された左腕は昨年、福留から助言されたことを明かした。
「打たれた時のベースカバーや、帰ってくる時に下を向いているとか。みんな見ているから、と」。同じく能見の背中に手本を見た。
「立ち振る舞いは大事。能見さんのように背中で出す人もいる。マイナスな部分は、悟られないようにしたい」
今季は意識して改善したが「まだちょっと出ている時もあった」と自戒の言葉を込める。求めるのは鉄のハート。届けたいのは恩返しの成長だ。「対戦となれば、福留さんに教えてもらったことを、福留さんにぶつけていきたい」。古巣に戻る大先輩に、マウンドで感謝を伝えるつもりだ。
※写真は代表撮影
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