『伝統の一戦』が台湾でも大きな盛り上がりを見せるかもしれない。台湾デジタルテレビ局「MOMO TV」が25日、2021年のスポーツ放送予定発表会を行い、今季の阪神戦の放映権を取得したことを発表した。
放映権を新たに取得した理由は、もちろん新加入する台湾出身で前ロッテのチェン・ウェイン投手(35)の存在だ。同局のプレスリリースでは「MOMO TVでチェンを応援することができます。チェンVS陽岱鋼(巨人)の試合を見るチャンスがあるかもしれません」と、台湾出身のスター選手2人の名前を出しながら、アピールしている。
発表会ではチェンからのビデオメッセージを放映。「タイガースはすごく歴史のあるチーム。以前、甲子園に来た時、非常に熱狂的なファンの応援が印象的でした」と振り返り、「その情熱的なファンが味方として応援してくれることをうれしく、心強く思っています」とコメントした。
放映権の対象試合はオープン戦、公式戦、クライマックスシリーズにおける阪神主催試合。チェングッズも近日中に発売が開始され、オンラインで台湾のファンも手にすることができる。「加油!陳偉殷!!」(頑張れ!チェン・ウェイン!!)。海の向こうからの声援も力にして、日米通算95勝のベテランが腕を振る。
外部リンク