福留、能見に続き上本も退団することが決定的となった。阪神が9選手を指名したドラフト会議から3日。新たにタテジマのユニホームを着る者もいれば、脱ぐ者もいる。改めてプロ野球の厳しさを痛感した。
私はドラフト当日、福井県の敦賀気比高校にいた。同校からは3選手がプロ志望届を提出。その内、2人が育成ドラフトで指名を受けた。両選手の対照的な表情からもプロの厳しさを思い知らされた。
西武から育成2位指名を受けた長谷川は「うれしいです」と笑顔。一方で巨人から同3位指名された笠島は「育成ではいかないと決めていた」と暗かった。指名拒否には否定的な声も聞こえる。ただ、まだ高校生。可能性は無限大だ。過去には陽川のように巨人の育成指名を断り、大学進学を経てドラフト3位で阪神入団というケースもある。笠島くんの4年後に期待したい。(今西大翔)
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