阪神・梅野隆太郎捕手が17日、29歳の誕生日を迎えた。甲子園で取材に応じ、20代ラストイヤーで視界の先に捉えていたのは優勝の2文字。開幕前に誕生日を迎えた前例のないシーズンを全力で駆け抜ける覚悟だ。
「20代最後のシーズン、もちろん優勝したいなという気持ちはあるんで。まだまだ目標高くやっていきたい。自分自身、発展途上じゃないけど登っている段階。やるからにはベストを尽くして優勝できるチームにしたい」
今季のテーマは『一生懸命』だ。「いろんな人が見てくれていると思う。まずは一生懸命。ちょっとした全力疾走とか、そういうところ。毎日そういう気持ちで挑んでいきたい」。優勝実現のためにも梅野は全力プレーを貫く考えを示した。
6・19の伝統の一戦は西勇とのバッテリーが決定的。阪神では初の開幕投手を担う右腕を全身全霊で支える。「メンタルのサポートや自分の心遣い、気遣い…。マウンドでも声を掛けたり、いろんなことをやる中身の濃い試合になると思う。(西勇の)最高のパフォーマンスを出せるように」とエースを懸命に引っ張っていく。
「攻める気持ち」で挑むプロ7年目。今秋こそ優勝の美酒に酔いたい。そのためにもまずは昨季リーグ優勝した宿敵巨人を撃破し、開幕ダッシュを決める。
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