阪神の木浪聖也内野手(26)が2日、正遊撃手争いに自信を見せた。2年目の今季は92試合に出場して打率・249、3本塁打、25打点。遊撃としてはチーム最多の84試合にスタメン起用されるなど、主戦を任されたプライドをにじませた。
シーズンを通して激しい競争となった遊撃の定位置。来季も北條や小幡、新加入するドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)らがその座を狙う。サバイバルレースについて木浪は「自分のことをちゃんとすれば大丈夫だと思います」と自然体を強調。過剰意識することなく、自らの技術向上に専念する考えだ。
悔しい思いは二度としたくない。今季は9月下旬にコロナ禍の影響で一時離脱。その間に小幡が遊撃を任された。木浪が復帰した後も出場機会を譲る形となり、「正直、出られなかった時は刺激になりました」。改めて危機感を覚え、気持ちを引き締め直した。
この日は鳴尾浜で自主トレ。キャッチボールや内野ノックなどを行った木浪は「全部に対してのレベルアップです」と力を込めた。目指すは不動の遊撃手。そのためにも打撃、守備ともに磨きをかける。「今は技術のことしか考えていない」。定位置奪取へ。強い決意を持ち、鍛錬の日々を送る。
※写真は代表撮影
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